奈良・大和郡山にヒヤヒヤする道路があるのなんでやねん!? A.B.C-Z・河合郁人&古川昌希アナが残暑厳しいこの季節にピッタリの謎に挑む
収録日にちょうど結成15周年を迎えたA.B.C-Z。今回も河合郁人とABCテレビのアナウンサー・古川昌希が、JR郡山駅近郊でヒヤヒヤする道路のなんでやねん!? の謎に挑んだ。
JR郡山駅から車ですぐという問題のヒヤヒヤ道路を、まずは車に乗って調査。そこは真ん中に川が流れていて、車一台がギリギリ通れる道幅! しかもガードレールも無くハンドルを持つ手も汗ばむ。まさにこれこそが大和郡山のヒヤヒヤする道路だ。
歩いてみるとヒヤヒヤする道路の全長はおよそ200m。真ん中を流れる川の名前は「紺屋川」といい、そこにはほとんど水が流れていない。一体何の意味があってこんな道路になってしまったのか?
周辺を調査すると、金魚グッズの販売や金魚すくいの体験、レクチャーまでしてくれるお店を発見。道沿いのお店なら、何か手がかりを知っているかもしれないと河合は店主に「目の前の細い川って何なんですか?」とストレートに質問してみるが、予めスタッフから口止めされている店主に「教えられない!」と断られてしまう。
川がどこから流れているのか、まずは今歩いてきた上流を調査する。河合が気になったのは“水門”。この水門で川の水量を調節しているのでは? と推理し、二手に分かれている川について、まずは北側の川がどうなっているのか調査を進める。するとその周辺のいたるところにお城の形跡を見つけかつて城下町だったことを発見。
さらに手がかりを求めて城跡公園へ向かい池を見つけたことから“金魚の観賞用”の線が怪しいと考える二人。自分たちの推理「金魚が関係している」という方向であっているのかどうか、奈良のことならこの人、奈良まほろばソムリエの藤井哲子さんに方向性を確認する。
「大和郡山を代表する名物と関係あります?」という質問に「めっちゃありますよ!」と答える藤井さん。「もう大丈夫!」と安心する河合だが、なんとしても100点が取りたいので「大ヒント」をリクエスト。藤井さんから「川の周辺を歩いてください。答えが書いてあるようなもんです」と教えてもらう。
ヒントをもとに、まだ行っていない二手にわかれた川の、南側エリアを調べてみると、自動販売機に付いている水槽で泳ぐ金魚や街中に金魚の養殖池が! 二人はついに「かつては、町中に金魚の養殖池があって紺屋川はそこに水を流すための大切な水路だった」と結論付ける。以前の“なんでやねん!?”で藤井さんからは「マイナス100点」という悪夢の点数を出されている二人。今回こそ!と推理をぶつけるが、、、なんと結果は100点満点中またしても「マイナス100点」。聞くと「金魚はまったく関係ない」そうで、加えて水路がなぜ道路の真ん中にあるのか全然答えられていないため「マイナス100点」なのだそうだ。
がっくりしながら二人は藤井さんと一緒に答えの場所へと向かう。大和郡山の町は、今は金魚が名物だが、ちょっと前は違うものが名物だったと教えてくれる藤井さん。案内してくれたのは紺屋川の下流だった。「紺屋というのは染物職人を指す言葉だったんです」という藤井さんの解説で最初に予想した藍染が関係していると気づく二人。 実は明治の頃まで大和郡山は藍染が名物だった。
その昔、この周辺では綿花の栽培が盛んに行なわれており、戦国時代、郡山城に入城した豊臣秀吉の弟・秀長が、「たくさんの綿があるなら、その綿を藍染にしてしまえ!」と、大和郡山の一大産業にした結果、川の両側に染物屋さんがたくさん並ぶ街づくりになった。つまりヒヤヒヤ道路は江戸時代の“染物ストリート”の名残だったというわけ。
最初のひらめきを活かせずマイナス100点を取ってしまった今回の“なんでやねん!?”。A.B.C-Z・河合郁人&古川昌希アナがどこで推理を間違えてしまったのか「news おかえり 古川×河合のなんでやねん!?」をTVer見逃し配信でチェックしてください(「news おかえり」毎週(月)~(金)午後3時45分 ABCテレビ/関西地区で放送)