大分県の急勾配に次ぐ急勾配の深い山の中にポツンと佇む一軒家。そこには、70代の夫と60代の妻が仲睦まじく暮らしている。若かりし頃のナンパをきっかけに結婚した2人は、なんと43年間の夫婦生活で一度もケンカをしたことがないのだとか！　大自然の中で常に笑い合う夫婦の関係が素敵だ。

夫の実家である、おしどり夫婦の“ポツンと一軒家”までの道のりは凄まじい。急な坂道をいくつか抜けた先に、すぐそばが崖の細い山道があり、さらに急な坂道を登った先に夫婦の家がある。車を運転する際は、行きはもちろん帰りは特に怖い。下が見えないほどの急な下り坂に、スタッフたちは「ジェットコースターみたい」「怖い怖い怖い！」「フワ～って落ちていくぞっていう感覚」と震えた。

そんな険しい山道の中にある、築130年以上の立派な平屋で暮らしている夫婦。かつては付近に民家が数軒あったが、その住民たちが麓町へ引っ越したために、33年前から夫婦の家だけになった。3人の子供が自立した10年前から、夫婦は2人で生活している。

夫婦の出会いのきっかけは、雑誌の投書欄。若かりし頃に、妻の友人が彼女の名前を使って面白半分で投稿し、夫がそれを見つけたという。その頃妻は寮生活をしており、夫は彼女のもとを訪れてナンパしたのだとか。当時の夫婦はもちろん初対面だ。衝撃的な出会いを振り返った妻は、「最初は『う～ん、何この人』と思ったけど、人の良さそうな人だなと思った」と微笑んだ。

夫のナンパをきっかけに付き合った2人は、ともに20代で結婚。それ以来、なんと一度もケンカをしたことがないという。夫婦だけの生活になってからはより仲が良いそうで、「だって2人やもん。誰も近所にいないし、ケンカしてもつまらない」と、「ケンカをしないことが自慢」と語った。ちなみにその代わりというわけではないが、逆に夫の亡き両親がよくケンカをしていたというエピソードが微笑ましい。

「自宅の敷地に自前のグランドゴルフ場を作りたい」と瞳を輝かせて語った夫と、優しく笑って彼の夢を聞いていた料理上手な妻。そんな2人に、「いい感じのご夫婦でしたね～」「こんな夫婦が世の中にいるんですね」「全然寂しくなさそうですし」「めちゃくちゃ素敵でしたね」とスタジオ一同がほっこりした。 なお、大分県の山奥で暮らすおしどり夫婦が紹介されたバラエティ番組『ポツンと一軒家』2時間スペシャル（9月10日放送）は、動画配信サービスTVerで無料配信中だ。

まるでジェットコースターみたいな急勾配に次ぐ急勾配の山奥にある一軒家。そこで仲睦まじく暮らす夫婦の自慢は「結婚生活43年で一度もケンカがないこと」。笑顔が絶えない夫婦にほっこりするバラエティ番組『ポツンと一軒家』を無料配信中