5人組ボーイズグループWILD BLUEの初冠番組『WILD BLUEのわぶっていきましょう！』（ABCテレビ）。11月30日（日）放送回では、2022年のR-1グランプリを制し、破天荒すぎる言動で「クズ芸人」として人気を博しているお見送り芸人しんいちが、芸能界で生き抜くための後輩力と、R-1優勝ネタ「僕の好きなもの」を用いたネタ作りの核心をWILD BLUEに伝授した。

冒頭は、しんいちの「嫌われ者」の生存戦略がわかる質問コーナーからスタート。芸能活動を支える核となる哲学や、その強メンタル維持術が解剖された。

WILD BLUEの池田優斗に「メンタルはどう維持してるんですか？」ときかれたしんいちは、「自分がやらかしたことなんてちっぽけなもん。自分よりやばいことをやった、消えかかってる芸能人…“下”を見とけばメンタル保てます」と独自理論を展開。そしてM-1グランプリで最下位になったMCの東京ホテイソンを指し、「自分はまだマシだ」と認識することで精神的な安定を得るという。しかしこの方法は人間的に「ヤバい自覚あり」といい、そのために「家族のグループラインも外されました」という。

WILD BLUEの宮武颯は、「お見送り芸人しんいち」という芸名の由来を質問。仕事で来阪したサンドウィッチマンを、どんなに疲れていても必ず新幹線のホームまで見送っていた。その徹底した姿勢に感銘を受けたサンドウィッチマンが、自身のブログで「お見送り芸人しんいちっていうやつがいるぞ」と書いたことで、この芸名が誕生したという。東京ホテイソンも「先輩の飲みは絶対に断らない」と証言。しんいちの「後輩力」こそが、彼のアイデンティティを創造していた。

さらに東京ホテイソンに「先月の月収は？」ときかれ、宮武颯にこっそり教えると、宮武颯が暴露して、しんいちの驚きの月収額が明らかになった。

後半は、＜お見送り芸人しんいちに習うネタの作り方＞と題し、R-1グランプリの優勝ネタ「僕の好きなもの」のネタ作りにWILD BLUEが挑戦し、王者のフィードバックを受けるという形式で進行した。

しんいちは「あるあるプラス、ちょっと性格の悪いことを言う」のがポイントだと言い、「心の奥底にあるしんいちを出してほしい」とWILD BLUEを鼓舞した。

鈴川直弥、池田優斗、鈴陽向、宮武颯がそれぞれネタを披露して、しんいちから具体的なアドバイスを受けると、東京ホテイソンが「R-1決勝前の稽古場か！」とツッコむほどの真剣なコーナーに。大トリを飾ったリーダーの山下幸輝が「雑誌の撮影で身長足りなくて箱馬入れられてるやつ好き」という自虐ネタを披露すると、「これめっちゃいい！ 自分で言ってるところがだいぶ高度。誰も責める人がいない。これ欲しい！ いくら？」と買い取りを希望すると、山下幸輝は「290万で！」とすかさずしんいちの月収を提示して笑いを集めた。

番組の最後にはしんいちが山下幸輝のネタを入れた「僕の好きなもの」を披露。さらにその中に、東京ホテイソンのショーゴ＆たける、WILD BLUE・池田優斗の「あるある」をサプライズで追加して、大爆笑を巻き起こした。

昭和・平成の名曲×WILD BLUEオリジナル振り付けで魅せるダンスコーナーでは、宮武颯の振付で、安室奈美恵の「GIRL TALK」を披露した。

次回は今注目のボーイズグループaoenがゲストに登場。＜ヒット曲振付バトル＞を行う。

ABCテレビ『WILD BLUEのわぶっていきましょう！』は、毎週日曜 深夜１時45分放送。TVerでも無料配信。