甘党プロレスラーが和歌山県かつらぎ町で“くだもの農家の柿パフェ”に出会った! おいしさのヒミツを「知れば知るほど幸せになれる。パーフェクト!」

ワンディッシュ(一皿)のおいしさのヒミツを、4週で追いかけるこの番組。
今回のテーマは「柿」。プロレスラーの真壁刀義さんが、フルーツ王国・和歌山の柿をたっぷり使ったパフェに出会い、この絶品メニューに秘められたストーリーを追いかけます!
ワンディッシュに込められた、おいしいの向こう側とは…?

#1 道の駅 くしがきの里 パフェ考案者:西岡宏倫さん

「どんなフルーツたちに出会えるのか楽しみ」と話す真壁さんがやって来たのは、和歌山県かつらぎ町にある「道の駅くしがきの里」。地元の柿をたっぷり乗せた「くだもの農家の柿パフェ」が運ばれてくると、「ハハハ!すごいっすね!」と豪快に喜びの声を上げる。あんぽ柿、刀根柿、甘柿、紀の川柿という4種類の柿が入ったボリューム満点のパフェだ。 まずは地元のブランド柿、紀の川柿を口に入れると「うまい!」とサムズアップし、「食感が固めなんだけど甘みがすごい!」。続いて、和歌山で一番とれる刀根柿を味わった真壁さんは「まろやかで口あたり柔らかいですね。食感も違うし甘さも違う」と個性の違いに驚いた様子。今度は、甘さ控えめのアイスクリームと柿をスプーンに乗せて口に運ぶと、「お互い引き立ててくれるから、めちゃくちゃおいしいですね」と嬉しそう。

パフェを考案した西岡さんは「柿は若い子には人気がないんですけど、かつらぎ町は柿の産地なので、パフェを食べていただいて柿のおいしさを知っていただけたら」と語る。
「おいしい」の向こう側には、かつらぎ町の柿を盛り上げたいとの想いがあった。

©ABCテレビ
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<紹介した場所>
道の駅 くしがきの里
https://www.instagram.com/michinoeki.kushigakinosato/?hl=ja

#2 山根木農園 柿農家: 山根木弘修さん

続いては、真壁さんも「めちゃ旨いやんこれ!」と感激した、おいしい柿を作る農家さんのお話。和歌山県は、46年連続で柿の生産量日本一。その和歌山で長年柿を作り続ける柿農家の山根木さんは、「太陽の恵みをいっぱいいただいて、甘みがギュッと凝縮された良い仕上がりになったと思っています」と笑顔を見せる。その柿作りに欠かせないのが、和歌山県北部などに広がる和泉砂岩。水はけが良く、土からの栄養分も吸収しやすいのが特徴で、山根木さんは「甘みの増した大きな柿を作るのに最適な土なんですよね」と話す。

さらに、柿を育てる上で大切なのが、農園を支えてくれる仲間たち。「どの柿の木も一斉に花が咲きます。一斉に作業に取り掛かるためには、お手伝いしてもらう方が大勢必要になってきます」と山根木さん。収穫まで、大勢のスタッフが力を合わせて作業を進めている山根木農園。「一年通じて作った柿を食べていただけたら本当に幸せ」と語る山根木さんの姿に、真壁さんも「1つのものを作るのに一人だけじゃできねぇんだな。農家さんが収穫するまでにどんだけ手間暇かかるか、感じさせてもらった」と心打たれた様子。
「おいしい」の向こう側には、仲間とともに歩む農家の姿があった。

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<紹介した会社>
山根木農園

#3 黒沢牧場 酪農家: 上芝卓司さん

アイスクリームも、このパフェに欠かせないこだわりの素材。真壁さんが「柿の甘みを引き立てますね」と唸ったアイスクリームは、自然放牧でのびのび育った牛のミルクから作られていた。東京ドーム約6個分の広さだという和歌山県海南市の黒沢牧場は、牛舎のない牧場だ。「牛たちは好きな場所でゆっくりと過ごしています」と語るのは酪農家の上芝さん。午後2時45分になると、搾乳の小屋へと集まってくる牛たち。搾りたての牛乳をすぐにアイスへ加工することで、濃厚なのに後味さっぱりに仕上がる。

上芝さんのモットーは「牛にやさしく、環境にやさしく、人にやさしい」。完全放牧で穏やかに牛を育て、環境になるべく手を加えず、自然そのままの味を楽しんでほしいという上芝さんは、「自然に育ったアイスクリームをぜひいろんな人に食べてもらいたい」と語る。真壁さんも「ええなぁ~。愛情満タンのアイスだぜ。最高だよね!」と感動の面持ちに。
「おいしい」の向こう側には“やさしい”がぎゅっと詰まっていた。

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<紹介した場所>
黒沢牧場
https://9638farm.com/

#4 合同会社かつらぎ町あんぽ柿加工組合 あんぽ柿製造者: 的場由洋さん

最後は、パフェに乗っている干し柿の一種、あんぽ柿の物語。真壁さんが「糖度とねっとり感が最高ですね」と話したあんぽ柿。そのおいしさのヒミツは水分量にある。あんぽ柿製造者の的場さんは「水分量を30~40%にすることによって、旨さや甘さをベストな状態にしています」と教えてくれた。

皮をむいた後その日の気温や湿度に合わせてじっくり乾燥させ、見た目や食感などを細かくチェック。的場さんは「もともと僕らはお正月に飾る串柿(干し柿)を作っていたんですが、需要が減ってきている中で新しいものを作らないといけない。ここは柿産地ですので、それを使った商品で、あんぽ柿ができるのではということで始めた」と話す。串柿づくりの知恵と技術を活かして伝統を守っているのだ。「パフェをきっかけに、あんぽ柿を知ってもらえたら」と的場さん。

真壁さんは「素材のストーリーを知れば知るほど幸せになれる、と俺は思ったよね。パフェってやっぱり最高だよね。パーフェクト!」と笑顔で頷いてみせた。

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<紹介した団体>
合同会社かつらぎ町あんぽ柿加工組合
http://www.wakayama-anpo.com/

ワンディッシュ(=一皿)に込められた様々な人たちの思いを深堀る『ワンディッシュ ~「おいしい」の向こう側~』は毎週日曜午後7時50分~7時54分、関西ローカルで放送中。

次回ゲストは歌手で女優の、はいだしょうこさんです!

番組情報

ワンディッシュ ~「おいしい」の向こう側~
毎週日曜 午後 7時50分~放送(関西ローカル)

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