相変わらずのマイペースでおしゃべりしながら歩く二人のアナウンサーが推定樹齢500年の巨大な“御神木”に出会った 日本最古の国道「竹内街道」編

ABCテレビの柴田博アナウンサーと中村想人アナウンサーが、古くから街と街をつないできた「街道」を歩きながら深い歴史や人の営みに触れ、街の魅力を再発見する「柴田・中村の街道しゃべ歩き」。今回は「竹内街道」の第2章をお届けします。

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竹内街道は、大阪・堺市と奈良・葛城市を結ぶ約26km。613年、推古天皇が大阪から当時の都・飛鳥を結ぶ道として開通した日本最古の官道(国道)です。前回は起点の堺市役所を出発し、まずは松原市までの約8kmの道のりを歩き始めた2人。しかし、おしゃべりや寄り道が楽しすぎてなかなか距離を稼げず、わずか2.5kmしか進めませんでした。

しかし、相変わらずのマイペース。おしゃべりを楽しみながら歩く柴田・中村両アナがさっそく見つけたのは、住宅街の一角にある「黒土西地蔵尊」。歴史を感じさせる佇まいが気になった2人は「気になったときにはあの人!」と、前回もお世話になった作家で古地図コレクターの本渡章先生に電話をかけます。

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大阪の歴史にくわしい本渡先生によれば、街道沿いには「道中の安全を見守る」という意味で、たくさんのお地蔵さんが祀られているそう。お地蔵さんには「道しるべ」の役割もあり、道を進む際の目印としても役立っていたといいます。

【動画】地蔵尊がある辺りの地名は「黒土町」。鋳物を焼く炉材の粘土となる黒い土が採れた場所で、お寺の梵鐘や鍋などを作る河内鋳物師の拠点だったそう。

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ありがたいお地蔵さんに手を合わせ、再び歩き出す2人。そんななか、入社2年目の中村アナが、ベテランの柴田アナに仕事の悩みを相談します。中村アナは東京出身。笑いの街・大阪では「おもしろさを求められる」とプレッシャーを感じているんだとか。

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これに柴田アナから想定外の言葉が。「想人くんには別におもしろさを期待してないから(笑)」とバッサリ斬られてしまった中村アナは「期待されないのが一番つらいんですから!」とショックを受けることに…。

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さて、そこから40分ほど進むと、目の前に立派な鳥居が現れました。こちらは平安初期に創建されたと伝えられる「金岡神社」。境内には、重ねてきた歴史を感じさせる大きな木がたくさんあり、宮司さんによると、御神木のくすの木の樹齢はなんと「500年くらい」!

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そんな由緒ある神社で旅の安全を祈願した後、街道に戻った2人は、地元で愛される青果店を発見! ご主人オススメの甘〜い梨をいただきますが、なぜか「あ〜ん」とお互いに食べさせ合うことに!? そのみずみずしいおいしさに、声を合わせて「うま〜!」と仲よく感動します。

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さらに歩いていると、沿道に竹内街道の石碑が。見るからに新しく、平成15年に作られたものでした。中村アナが「僕、平成13年生まれです」とほぼ同年代であることを話すと、柴田アナは「え、そんなに若いの!?」と大ショックです。

さらには、中村アナの倍以上の年数を生きてきたのに、中身は悩み多き20代の若者と「あんまり変わらん」「何でこんななん?」と嘆く柴田アナ。息子のような年齢の中村アナを相手に、「今でも迷ってます。未だに迷ってます」と50代の切実な思いをもらすひと幕も…。

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まもなくお腹が空いてきた2人が向かったのは、「街のみなと まぐろパーク」。産地直送の鮮魚や、新鮮で安いお刺身、お寿司などがそろう“お魚のテーマパーク”で腹ごしらえ。フードコートで大人気の海鮮グルメをいただきます。

中村アナはカジキマグロがてんこ盛りの漬け丼を、柴田アナはイカやサーモン、ハマチなどさまざまな魚介が楽しめる海鮮丼をわんぱくにペロリ。「一気に疲れが飛んだね!」とパワーチャージも完了し、元気にしゃべ歩きを再開します。

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堺市から松原市に突入し、10分ほど歩くと竹内街道の歴史を記した大きな石碑が。ようやく最初の8kmの目標地点にたどり着きました。しかし、竹内街道の全行程はおよそ26km。ゴールはまだまだ先です!

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「柴田・中村の街道しゃべ歩き」は、9月25日(木)放送の『newsおかえり』(ABCテレビ 毎週月曜〜金曜午後3:40〜)で紹介しました。

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