「コイツ態度デカいな」ケンカ腰会見の維新・藤田共同代表、生放送番組で謝罪「本当にすみませんでした」一方さらし行為主張は「折れる気はない」
日本維新の会の藤田文武共同代表が、約2000万円の公金還流疑惑について違法性はないと、生放送番組で改めて主張。ケンカ腰の会見とは別人のように低姿勢で、「ちょっとイラッとして」「本当にすみませんでした」と当時の態度について反省した。
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共産党の機関紙・しんぶん赤旗日曜版によると藤田共同代表は、公設第1秘書が代表を務める会社に、公金でポスターやビラなどのデザインや印刷を発注。2017年6月~2024年11月に約2100万円を支出したらしい。議員定数削減を目指しているにもかかわらず、身を切る改革どころか身内へ税金を還流していたのか?
この疑惑に対して藤田共同代表は、11月4日に開いた説明会見で、「法的にはどこから切り取っても適正」と否定。その最中に「おかしくないですか?」と発言した記者に対して、「何がおかしいんですか? 自由でしょ」「それはあなたの感想であって、一般的な商習慣っていうのを全く知らないだけだと思います」とケンカ腰だった。
11月8日の生放送番組で藤田共同代表は、改めて「還流ではなく発注」と疑惑を否定。4日の会見とは別人のように物腰が柔らかだったため、MCのタレント・東野幸治から「今日ものすごい低姿勢すぎて」と笑われてしまった。このイジリに藤田共同代表は、「もともと低姿勢なんですけど、会見のときにいろんな質問が飛んできて、私もちょっとイラッとしてしまって、修行が足りんなと思った」とぶっちゃけ、スタジオ一同を笑わせた。
さらに藤田共同代表は会見を振り返り、「コイツ態度デカいなと思ったんですけど、あれには理由が……」と発言。実は秘書の自宅にメディアが押しかけ、中には「建造物侵入のようなフリーのジャーナリストがいて、警察沙汰になっている」のだとか。藤田代表は、「僕はいいんですけど、秘書とか秘書の家族にまでするのはおかしいやろっていうので、かなりムカついていた」と打ち明け、「それで来た記者をバッサリバッサリ斬りまくったのは、本当にすみませんでした」と謝罪。彼の率直な発言に、スタジオ一同は再び笑った。
その一方で藤田共同代表は、公金還流疑惑を報じたしんぶん赤旗の記者の名刺をSNSで公開(携帯電話やメールアドレスのドメインといった個人情報は見えないように加工)した件について、「ここは折れる気はない」と断言。しんぶん赤旗側の削除申し入れに応じない姿勢を示した。
藤田共同代表は、しんぶん赤旗が報道機関でないことを前置きしたうえで、「(しんぶん赤旗が)ジャーナリズムとか言われるのは自由ですけど、私は違うと思っていて。政治的主張をして、彼らは我々のことをある種の攻撃する手段として記事を作っていらっしゃる」とコメント。その行為自体は、「別に構わない」「政党と政党のシンプルなやりとりだと割り切っている」としたうえで、しんぶん赤旗は「一般の報道機関とかと扱いは全く違う」と主張した。
なお、藤田共同代表に関するさまざまな問題は、11月8日に生放送された情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』(ABCテレビ)で取り上げられた。
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