『新婚さんいらっしゃい!』人気作家・岸田奈美さんの夫は、煩悩まみれのお坊さん!? 「嫌どす」からゴールインできたのは、ダメ男センサーをもつ弟が夫に奢った“飲むヨーグルト”のおかげだった!
2023年度ギャラクシー賞のテレビ部門で奨励賞を受賞し、泣きながらも笑ってしまう作品として注目を集めたドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』。このドラマの原作は、中学時代に急逝した父との思い出、ダウン症で知的障がいのある弟、そして高校時代に車椅子生活となった母との愉快な日々を描いたエッセイだ。
10月12日(日)放送の『新婚さんいらっしゃい!』に登場した新婚さんの妻は、このエッセイの作者、作家の岸田奈美さん!
そして、2023年5月に結婚したお相手は、実家である京都のお寺で副住職を務めるお坊さんなのだ。
作家とお坊さん。どこでどう、出会ったのか!?
その出会いはコロナ禍の2020年。
妻の友人が
「めちゃめちゃおもろいお坊さんがおるから」
と、オンライン飲み会を開いたことがきっかけだ。当時東京にいた妻が、パソコンの画面越しに見た夫の第一印象は……
「この人がお坊さんなわけない」
だった。
その理由は「ぱっと見でむっちゃ汚いアフロ」という見た目だけでなく
「将来お寺継がなあかんけど、その前に東京で一回大恋愛してみたいから、一人暮らしすんねん」
と言っていたこと。
しかも、住むところは「東京の端っこで男女100人ずつ集まって、わちゃわちゃしながら暮らすマンション」だという夫。
MCの藤井隆が「あるか!そんなもん!」と思わず突っ込んだ通り、そんな“夢のような場所”があるはずもない。
「200人中100人くらいがねずみ講の会員やと。大恋愛するために来たのに、初日からもう疑心暗鬼の毎日。もう、それどころじゃなくなっちゃった」という。
そこで夫が企んだのは———「妻の家に1カ月居候」作戦だった!
しかし、妻の住まいはワンルーム。もちろん答えは——
しかし「絶対に邪魔にならない」という妙な自信を持っていた夫は、奥の手としてプレゼンを始めたという。
「奈美ちゃん、よく聞いてくれ。お坊さんに雨風をしのぐ屋根を貸すとか、ご飯を与えるっていうのは、徳を積むこと。これは悪い話ではない」
煩悩まみれのお坊さんが、ここへきてもっともらしい説法!!
妻はもう面倒になり
「人気商売の作家は、妬み、そねみを受けるかもしれないから、徳を積んどいてもええかな」
と、恋愛関係にならないことを条件に受け入れることに。
しかし、同居3日目にして事件が起こる。
なんと、夫が告白してきたのだ!
夫「好きって、やっぱり我慢できないじゃないですか」
……やっぱり煩悩まみれやないか、夫。
それは勘違いだと諭しながら、勝手に覚悟を決めている夫に「怖っ」と思っていた妻だったが……一緒に過ごすうちに、あることに気がついてしまったのだった。
「瑞規くんが撮ってくれる写真の私、なんかカワイイ……」
容姿に自信がなく、人付き合いが嫌いだから作家になったというのに、彼の前ではこんなに笑顔になっている自分の姿にびっくりしたのだ。
こうして交際がスタート!
交際し始めた矢先に、母が難病にかかり、妻は知的障がいの弟を抱えて対峙する日々になったりしたものの、お坊さんならではの夫の言葉に救われ、母も無事元気に。妻はますます「ええ人やな」と夫への想いを深めていくのだった。
そんななか、結婚の決め手のとなったのは、妻の弟だ。
「弟は、ダメ男を見抜く力がすごいんです。私は、外面だけがええ男がめっちゃ好きなんですよ。“お前”とか呼んでくるような」
そんな、いわゆる“ダメンズ”を弟に会わせると「絶対目を合わさないし、挨拶もしない」という特殊能力を持つ弟に、夫を引き合わせたらどうなるか……。
結果は、会うなりふたりでコンビニへGO!
ご機嫌で帰ってきた夫の手には「良太(弟)くんが買ってくれた!」という“飲むヨーグルト”が……。
聞けば、弟はドヤ顔で先輩風を吹かせて、夫に奢ってくれたらしい。
こうして、夫は義兄なのに“義弟の舎弟”に認定!
妻が最も信じる弟の“ダメ男センサー”に触れなかった夫は、晴れて奈美さんが描く家族の物語のメンバーに。
これからも、泣けて笑える、エンドレスなハッピーストーリーを!
10月12日(日)に放送された『新婚さんいらっしゃい!』は、言葉を紡ぐ作家ならではの妻の軽快トークと、お坊さんらしからぬ夫の言動に、MC・藤井隆のツッコミが冴え渡る爆笑回! 見逃した方は、ぜひ無料配信動画サービスTVer で“笑門来福”!
