闇夜の北朝鮮で見た驚きの光景! 元総理の訪朝にも同行した“東アジアの事情通”が自らのルーツを語る『正義のミカタ』YouTube

最強専門家軍団がニュースの正しいミカタを解説する情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』(ABCテレビ)。東留伽アナウンサーがMCを務める番組公式YouTubeチャンネル『正義のミカタチャンネル』で“東アジアの事情通”こと近藤大介氏が自身のルーツを語った!

東京大学の教育学部を卒業後、講談社に入社した近藤氏は新人配属でフライデーに配属。「怖い雑誌に行かされましたね」と振り返る近藤氏いわく、何も仕事ができないためやることがなかったという。そこで、当時出始めたばかりだった、世界のニュースを伝えるCNNテレビを視聴していたところ「お前興味あるんだったら1週間ここで見て、面白そうなネタを出して教えろ」とデスク担当に命じられ、ソファでCNNを見ながら1週間泊まり込みになったと語る。

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すると、当時やっていたニュースの半分ほどは「天安門事件」を扱う内容。民主化を求めて学生たちが100万人ぐらい天安門に集結したこの事件についてずっと放送されていて、近藤氏は「見始めたら、もう衝撃を受けましてね」と振り返る。自分と同世代の若者がCNNのアメリカ人記者にマイクを突き付けられ、着るものも意に介さず「私の頭の中は民主化のことで100%です」と答える様子に大きなインパクトを受けたという。

その際の興味がきっかけで、その後近藤氏は北京大学に1年間留学。学生運動の中心だった北京大学の学生寮で中国人たちと交流しながら学んだ。その後、2002年と2004年、内閣総理大臣時代の小泉純一郎氏の北朝鮮訪問にも同行している。

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小泉元総理が拉致問題解決を目指して訪朝を電撃発表した際、「これはもう行かにゃいかん」と首相官邸に同行を願い出た近藤氏。当時の秘書官がおおらかな人物で「そりゃ雑誌も行ったらいい」と特別許可をもらい、外務省や北朝鮮にも許可を取りつけたという。しかし…「最後、頑なに拒否したところがあったんですけど、どこだか知ってます?」と近藤氏は東アナに問いかける。

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答えはなんと「首相官邸の記者クラブ」。東アナも「え~なんで!?」と驚いた様子。首相の外遊に記者クラブ以外の人間が同行した前例がないからという理由だが、その壁をなんとか突破し何故か「外国人記者」扱いで北朝鮮に渡ったという。

近藤氏が明かした、その時の体験談も衝撃的だ。夜中まで歩き回って貧民窟も見たといい、「電気のない首都」で歩き回る人々の様子を臨場感たっぷりに再現。

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北朝鮮の人々は当局からの監視を逃れられる闇夜を大歓迎していたといい、平壌駅広場では放送で言えないような「スゴイことになってました」と近藤氏。

2度の訪朝の後、2009年から3年間、講談社の北京の副社長として中国への出向も経験。当時は民主党政権で外務省と折り合いが悪く、北京の日本大使館を使いたがらない議員たちの様子を見て「チャンスだ」と思ったという近藤氏は、議員たちに「コーディネートやりますよ」と申し出、視察や会談のセッティングを仕事にしたことから政界とのつながりもできたという。

ちなみに、東京大学には科学者を目指して理系で入学していた近藤氏。国際政治に興味を抱き、特にアジアに精通するようになったきっかけは、あの大物政治家の授業だった!?

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番組公式YouTube『正義のミカタチャンネル』では、東留伽アナのMCで、放送には入りきらなかった話も深掘りして配信中!

番組情報

教えて!ニュースライブ 正義のミカタ
毎週(土)あさ9:30

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