「信じられない」甲子園に激震走る! 昨夏優勝・京都国際&準優勝・関東第一ら強豪校、準々決勝でまさかの全滅
8月19日に夏の甲子園(第107回全国高等学校野球選手権大会)準々決勝が開催され、過去に例を見ないほどの超大激戦に! 2024年大会の優勝校・京都国際(京都)、同大会の準優勝校・関東第一(東東京)のほか、優勝有力との前評判が高かったチームすべてが敗退する事態となり、高校野球ファンに大きな衝撃を与えた。
【TVer】球史に残すべき大激戦! 春王者・横浜の9回裏“内野5人シフト奇策”&8強唯一の公立校・県岐阜商の延長タイブレーク驚異的粘り打線に甲子園どよめく
準々決勝は、春や夏の甲子園で優勝・準優勝した経験があるチームばかり。第1試合には2024年夏の甲子園王者・京都国際、第2試合には同大会準優勝校・関東第一、第3試合には2025年センバツ(第97回選抜高等学校野球大会)王者・横浜(神奈川)、第4試合には1977年夏の甲子園王者・東洋大姫路(兵庫)が登場。この4校が準決勝に進出すると、多くの高校野球ファンは予想しただろう。
しかし、その予想はことごとく裏切られた。夏の甲子園連覇を狙う京都国際は、1回表で先制するも、2回裏で3年生エース・西村一毅投手が山梨学院(山梨)に攻めたてられ、味方のミスなどで5点を奪われて逆転される。8・9回表に得点するも及ばず、4対11で山梨学院に敗北した。
今年こそ夏の甲子園で優勝したい関東第一は、4回表に日大三(西東京)から先制を奪われるも、その回の裏で1点差に追い上げることに成功。しかし続く5回表に、2年生4番・田中諒選手が大会第9号ホームランを放ち、日大三リードのまま6回以降は両校無得点で試合が進んだ。関東第一は、8回裏に一打同点の満塁のチャンスを生かせず、3対5で日大三に敗れた。
第3試合は、2025年夏の甲子園屈指……いや、球史に残すべきベストゲームに! 史上最多となる、今大会7度目の延長タイブレークに突入した10回表に横浜が3点を取ると、その回の裏の満塁の場面で、県岐阜商(岐阜)3年生6番・小鎗稜也捕手が走者一掃の同点打で驚異的な粘りを見せた。11回表を無得点で終えた横浜に対し、県岐阜商は2アウトから4番・坂口路歩選手がサヨナラタイムリーヒット。激闘は7対8で横浜が敗北し、春夏連覇の夢は絶たれた。
近畿王者・東洋大姫路は、2回表で沖縄尚学(沖縄)に先制されるも、3回裏に3年生7番・桒原大礼捕手が大会第10号のソロホームランを放って1点差に。しかしその後は、沖縄尚学の2年生エース・末吉良丞投手から1点も奪えなかった。東洋大姫路の3年生エース・木下鷹大投手も気迫のピッチングを見せ、1点を争う白熱の投手戦は2対1のまま終わり、東洋大姫路は準々決勝で散った。
優勝有力と言われたチームがすべて敗退した準々決勝は、多くの高校野球ファンをどよめかせた。X上には、「高校野球準々決勝は最初から最後まで超大激戦!!!!」「本当、横浜、関東第一、京都国際が負けたの信じられない 実力と時の流れとは言え、魔物絶対おるやろ」「この4校が1日に全校敗れるなんて予想できた人いるんかなってくらい最高にいい試合しかない1日だった」「優勝候補と言われたチームが……本当、高校野球は分からない。強い者が勝つのではなく、勝つ者が強い高校野球」といった声が続出した。
なお、夏の甲子園準々決勝の各試合ハイライトは、8月19日に放送された『熱闘甲子園』(ABCテレビ・テレビ朝日系列)で紹介された。
