『新婚さんいらっしゃい！』被害者が加害者に恋をした!!　交通事故直後から花火に誘う被害者に、戸惑う加害者。紆余曲折あり結ばれた、事故キッカケ夫妻のこころの真相は？

2025.08.05

8月3日に放送された『新婚さんいらっしゃい！』に、交通事故の加害者と被害者カップルが登場。家族、友人、周囲にも衝撃だったその出会いとは⁉

番組では、衝撃の出会いとなった事故を検証（？）すべく、岡山の現場へ。ご本人たちからの事情聴取に成功した。

時は、遡ること2年前の2023年7月22日（土）。休日に倉敷市へ買い物に出かけ、自宅のある総社市への帰路についていた妻。一方、夕方から祭りに参加しようと母親の営むエステサロンへ向かい、自宅のある倉敷市から総社市へ向かう道を北上していた夫。その時事件は起こった！

土手沿いの道から本線へと合流する地点。一時停止をしていた夫の車両に続いて、後方には一時停止した妻の車両が。そして、その事故は起きてしまった…。

11時20分、追突事故発生。被害者は前方車両の夫。妻は追突し加害者となってしまった。

夕方から祭りに行く気満々だった夫は、事故の瞬間「もう１日が終わったなと」。一方妻は「もう頭が真っ白…」。初めての事故でどうしたらいいのかわからず、何も動けずにいた。ところが、警察到着を待つわずか20分——。衝撃の出来事が勃発！

夏の暑さで、「妻の車の方が涼しそうだったから」という理由で、妻の車の助手席に、いきなり乗りこんだ夫。バックミラーから見える彼女の姿に「きれいな人やなぁ…」と首の痛みも忘れ、事故の衝撃以上に衝撃を受けたその心が、突如、行動となって現れてしまった。そして「電話番号交換してくれる？」と言ってしまったのだ！

不信感を抱きながら、100％自分が悪い事故である手前、はっきり断り切れない妻…。そして次の瞬間、夫は押しの一手のセリフを言い放ったのだ。

「このあと、一緒に花火大会に行かない？」

シンプルに「この人おかしいんじゃない⁉」と心の中で叫ぶ妻。しかし、個人情報は知られてしまっている。自身は加害者。事故後の動揺の中、強く断ることはできなかった…。

このありえない状況から、二人はどのように結婚に至ったのか⁉ ＭＣの二人による“実況見分”が始まった。

自宅に戻った妻が風呂から上がると、夫からまさかの着信履歴が2件。加害者として、被害者の後遺症も心配な妻は夫の首の痛みが悪化したのかと慌てて折り返した。幸いにも、首は軽い痛みで済んでいた夫から、ここでまた衝撃の一言が放たれる。

「今日の花火大会どうします？」

被害者からの誘いに、１mmも行く気がなかった妻。
やんわりと断りつつも、後遺症が気になっていたこともあり「今度、ごちそうさせてください」と食事に誘い、妻は加害者として気を遣った。

それに対して、「これはワンチャンあるぞ！」と期待を膨らませた勘違いな夫…。

そして事故から一週間後、食事の席で元気そうな夫の姿に一安心した妻だった。それも束の間、夫は、また花火に誘ってくる。再び断る妻。帰ろうとサインをだすものの、夫は食事後もなかなか帰ろうとしない。

「よっぽど彼女、欲しいんだろうな」と察した妻は、友達を紹介することを提案。“いい人”であると感じてはいる。だからこそ、彼氏を欲しがっていた、職場の寮で5年間一緒に暮らした親友を紹介することにしたのだ。

こうして事故から2週間後、男女2：2で会うことになったふたり。親友に夫を紹介しようと思ってはいたものの、“加害者と被害者”という立場から離れると、夫の人柄の良さに気づいてしまった。「好きかも…」と思いつつ、親友に夫の印象を聞くと「面白くて優しい人」とまんざらでもない様子。

親友に紹介した人なのに…親友も好印象と言ってるのに…だけど、なぜか燃え上がる夫への想い…。親友にも謝罪の電話をし、妻は、その日の晩には夫へ気持ちを伝えたのだった！　

気持ちをすり合わせ、交際へと発展した“加害者と被害者”のふたりは、親友に２人の交際を伝えるべく、3人で会って報告することに。「おめでとう！」と言ってくれる親友の本心はわからないという妻に、番組では、親友“じゅんちゃん”に電話取材を決行した。

3人で会う前に電話をしてきた妻の想いの“熱量”について語ってくれた、じゅんちゃん。「『じゅんちゃんに紹介したのに好きになってしまった！』とか、と泣きながら電話してきたんですよ。『こんなに人を好きになるのは初めてかもしれない！』とか、その熱量がすごくて！その熱い想いに、逆に、気付いてあげられなくてごめんね…」という親友だった。

その後、就職で大阪に移動した夫に、10年務めた会社を辞め、ついてきた妻。それをきっかけに、夫はプロポーズしたのだとか。