「出だしとしては上出来だろ?」カッコいいヒーロー登場を自ら演出するとかどうよ? 『強くてニューサーガ』第4話
人族を滅亡に至らしめる魔族の「大侵攻」を阻止する手段として、「英雄」をめざす主人公・カイル(CV:内田雄馬)の冒険を描く、アニメ『強くてニューサーガ』(ABCテレビ)の第4話。
ゲットしたお宝で武装も万全! 前世の記憶をひっさげて、英雄になるためのドラマを演出すべく、カイルが選んだ悲劇のヒロインは、ジングス王国の王女・ミレーナ(CV:前田佳織里)。
王族にふさわしく完璧なまでの容姿と気品を兼ね備えたミレーナ王女は、カイルの前世では、16歳という若さで亡くなってしまうのだ。 「それで、王女は一体どんなふうに亡くなるのじゃ?」
と気になるシルドニア(CV:髙橋ミナミ)に、カイルは前世で知り得た事実を語る。
それは、魔獣・ヒドラに襲われたサメス村を慰問しようと、危険を顧みず村へと向かった王女が、道中でヒドラに襲われてしまうーという悲劇。
そのXデーは、今日から2日後の早朝だ。
「王女の慈悲深さと不運が招いた悲劇として伝わっているが、無謀な行動を取るなんて、オレに言わせれば自業自得だな」
と、今どきの高校生のような発言をするカイルに、
「で、今のお主は、その不幸な事故を利用しようというわけじゃな」
と、シビアに指摘するシルドニア。
「ああ。ジルグスの至宝とまでいわれる王女の危機に颯爽と現れ、そのいのちを救う。“英雄譚”の出だしとしては、上出来だろ?」
そんなヒーロー登場の場面に、考えを巡らせるカイルだが⋯⋯。
「重要なのは、いかに自然に王女の危機に駆けつけるかだな」
しかし、ヒドラの襲撃場所も正確にはわからない。
とにかく王女を見張る?
付け回すしかないのか? と、悶々とする一行。
そんな時に役立つのは、やっぱりシルドニアだ。
鷹の姿になり、まさにドローンのように王女の馬車を追跡!
「すごいな。覗き放題じゃねえか!」
と、変な方向に羨ましがるセラン(CV:下野紘)のよこしまな声をよそに、映し出された光景は⋯⋯。
“英雄譚”の出だしをドラマチックに彩ろうと画策するカイルに、「さすが、人生2周目だね!」とツッコミつつも、やっぱり一筋縄ではいかないハラハラ感が醍醐味のアニメ『強くてニューサーガ』(ABCテレビ)。7月23日(水)深夜に放送されたこの第4話を見逃した人は、無料配信中のTVerで要チェックだ。
シリーズ累計100万部突破の小説(原作・阿部正行、原作イラスト・布施龍太)と、コミックスが原作の同アニメは、ABCテレビにて毎週水曜深夜2時15分より放送中!
