『新婚さんいらっしゃい!』 自称“都合のいい女”と人生に迷いまくる夫が結婚した⁉ 京都―宮城900kmの距離が育む別居婚。
7月20日(日)放送の新婚さんは、900kmも離れて暮らす別居婚カップル!それぞれがシェアハウスで暮らし、片道6時間の距離を超え、それぞれの志を大切にしているふたり。その不可思議な結婚生活を楽しそうに語ってくれた。
そもそも、兵庫県姫路市出身の夫と、宮城県気仙沼市出身の妻はどこで運命の糸を手繰り寄せたのだろうか?
大学院まで進学していた夫は、人生に迷い自転車日本一周の旅を決行。日本海側を北上、北海道で折り返し、太平洋側を南下。その途中、宮城県気仙沼でのとある出会いが、夫の人生観を変えたという。
そこで出会ったのは妻ではなく、“杉浦さん”。彼の生き様に魅了され、大学院も、日本一周も中断し、気仙沼に移住した。そして、その5か月後には、ゲストハウスをオープンさせたのだ!
そのゲストハウスのオープンパーティに出席したのが、街づくり関連の仕事に携わっていた妻。既に顔見知りになっていた夫としっかり話したのは初めてで、この日を境に意識するようになったという。
そんな妻に、ある日、以前から好意を抱いていた男性から“会いたい”との連絡が入る。その時、自分が今会いたいのは、この人ではなく雄斗さん(夫)だ! 彼が好きだ!と気づいたのだった。以前の自分を「私、都合のいい女だった」と暴露しつつも、この一件で、夫を意識していた気持ちが確信へと変わることに。そして、その一週間後には、妻から夫へ告白!晴れて、二人はお付き合いをスタートさせた。
ところが…告白から2か月後のクリスマス。夫は妻に別れを告げた…。新規事業の忙しさに精神的にヘトヘトだった夫は、会いたがる妻に、誠実な対応ができないことが苦になってしまったのだという。
嫌いで別れた訳でもないので、粘り強くデートに誘う妻。そんな妻に対して、つきあってもいないのに、車中泊デートや北海道旅行に一緒に行ってくれる夫。またまた “都合のいい女” になっている自分にモンモンとする日々の妻。そんな中、またまた人生に迷走し始めた夫に、
「結婚してみない?」
そう切り出したのは妻だった。人生を冒険している彼を支えるのは私だと確信した。その言葉に夫は、
「結婚ならありかも!」
そしてふたりは2024年3月に結婚した。
それから1年。夫は新たなゲストハウス設立のため、縁があった京都和束町への移住を決意。妻は急な申し出についていくことが難しかったものの、少しでも迷いがあると動けなくなる夫を想い、先発で和束行を促した。
それが、900kmもの距離を挟んだ別居婚のはじまりだった。
そんなふたりを繋ぐのは、なんと “交換ノート”。それぞれ、日記のように思いのまま綴るのだという。夫は、つい長文になってしまうと言うが、それを読む妻は「私を想ってこんなに書いてくれるのがすごく嬉しい」と頬を染める。
デジタルデバイスが溢れるこの時代、令和の新婚カップルは、いたってアナログ。お互いを尊重し、長距離をモノともせず愛し合う姿は、新しい時代の恋愛観と結婚のカタチを見せてくれた。
“家族=共に暮らすことが幸せ”と答える夫。妻を京都府和束町に迎える体制を整えられるのはいつの日か?
最後は、スタジオにいた夫の母から、妻を幸せにするための痛烈な一言「もう少ししっかりして!」に夫もタジタジ⁉
7月20日に放送された『新婚さんいらっしゃい!』。長距離別居婚カップル、山中夫妻からの“幸せのお裾分け”は動画配信サービスTVerで要チェック!