聖夜にフラれた女子高生が、過去にタイムリープ! 彼への想いで、2人の未来を変えられるのか?『傷心タイムリープ』
人気ライトノベル作家とイラストレーターがタッグを組んでおくる、1話5分×4作のショートアニメプロジェクト『週刊ラノベアニメ』。テイストの異なる4つの意欲作が並ぶなか、甘ずっぱい青春学園ストーリーを期待させるのが『傷心タイムリープ』だ。『探偵は、もう死んでいる。』も手掛けた二語十が原作・シリーズ構成・脚本を担当し、tanuがキャラクターデザインを手掛けている。
物語のはじまりは、主人公・若菜(CV:高柳知葉)がクラスメイトの和瀬(CV:坂田将吾)に告白するクリスマスの夜。
「私、和瀬のことが好き」
意を決してそう告げた若菜だったが、和瀬に「ごめん。俺、若菜とは…」とあっけなくフラれてしまう。
若菜が和瀬と出会ったのは、同じ高校に入学し、同じクラスになった2年半前。桜の季節だった。
隣の席になったのをきっかけに話し始め、親しくなる2人。一緒にいると不思議と話が途切れず、「ティラノサウルスって、本当は何色だったと思う?」そんなたわいない会話でも心が弾む。席替え後も再び隣の席になったとき、若菜はこの出会いを「運命だ」と感じた。
しかし、2人の間にそれ以上の進展はなく……。
高校3年生になったクリスマスの冬、決死の思いで一歩を踏み出した若菜だったが、「ごめん」と告げられ和瀬の元から走り去る。
カフェへと立ち寄った若菜。自身の過去の日記SNSを眺めながら、失恋の痛手を実感してテーブルに突っ伏してしまう。すると、スマートフォンに触れた右手薬指のリングが光を放ち始め……
いつしか、若菜は教室にいた。
隣には、いつもと何ら変わらない様子の和瀬。「私、フラれたはずなのに…?」疑念を抱きながらも、取りつくろうように和瀬に話しかける若菜。
「ねえ、和瀬は、ティラノサウルスって何色だったと思う?」
「今図鑑に載ってるのは、爬虫類と鳥の色を参考に復元してるだけだったか」
「本当は、全身ピンクだったかもね?」
「ピンク色のティラノサウルスは、威厳ないな」
笑いあう2人。「そっか、あれは悪い夢だったんだ。私はフラれてなんか…」
そこへ、桜の花びらが舞い落ちる。若菜はふと気づく。「さっきの会話、昔どこかで…?」
黒板の日付は、4月8日。
「えーーーーーっ!?!?!?」
教室中に響き渡る声で、驚きの叫びをあげる若菜。そう、彼女はフラれる前の、いつかの春の日に舞い戻っていた。 タイムリープした若菜は、過去をやり直して、和瀬と両想いになれるのか。若菜を拒んだ和瀬の本心は……? 若菜の懸命な想いは、未来を変えることができるのか?
この『傷心タイムリープ』のほか、アニメ4本が連続で展開される『週刊ラノベアニメ』は、ABCテレビ・テレビ朝日系列全国24局ネット『ANiMAZiNG!!!』枠にて放送。TVerでも無料配信。「タテドラ」、「Renta!」、「million」などショートドラマプラットフォームでは縦型アニメーションとして配信中。
なお、『傷心タイムリープ』第1話は7月12日深夜に放送された。