『ポツンと一軒家』別天地の絶景! 捜索隊が3度にわたり訪問してまで撮りたかった「一見の価値あり!」な映像とは?
7月13日(日)に放送された『ポツンと一軒家2時間スペシャル』(ABCテレビ)に登場したのは、和歌山県の「熊出没注意」の看板がある山中の川の中州にポツンと佇む一軒家。このスペシャルのために、なんと捜索隊は3度もこの地を訪れていた。
衛星写真を手がかりに1月に初訪問した際は家主が不在で、捜索隊はそのポストに名刺とメッセージを残した。その姿に「番組制作の地道な一面を見た」とスタジオも感心。家主からの連絡を受け、5月に再訪する長期戦となっていたのだ。
2度目の訪問では、「ロケーションに魅了されて即決で購入を決めた」というポツンと一軒家の自然を満喫。庭から出られる川べりは水流も穏やかで、透き通った青い水が印象的だ。水辺の石を持ち上げるとサワガニが出現。透明な水の中にはウグイの稚魚の姿も見られる。
この家の持ち主は、大阪から片道3時間かけてやってきて週の半分をこの地で過ごす69歳の居酒屋店主。仲良くなった店の常連客をこのポツンと一軒家に招くために自らが設計し、建築関係の常連客らとDIYで“理想の家”を作り上げた。
このポツンと一軒家の魅力は、大自然と男性のふるまう料理だ。今年のゴールデンウィークには、のべ25人がやってきたという。
今の季節にここを訪れた子どもたちは、ゴムボートで川下りを楽しんだり、岩の上から川に飛び込んだりして自然を満喫。川の上には手作りのジップラインも作られており、大人も川遊びを楽しめる。
さらにこのポツンと一軒家には、1年に1ヶ月だけ楽しめる「一見の価値あり」というものがあるという。それが「クリスマスのイルミネーションくらい、川一面に輝く」というゲンジボタルだ。そのゲンジボタルを見るために、捜索隊は6月にみたびこの地を訪れた。
「ホタルを見に来た」という9名の客人たちと合流し、まずは鮎の塩焼き、山芋のすりおろしタレで食べるミルフィーユ鍋、鱧(はも)鍋で腹ごしらえ。
友人たちは男性を口々に「優しい」「温かい」と讃える。一緒に食べて、一緒に笑って、一緒に片付けて、和気あいあいの雰囲気に男性も「店だとカウンター越しの関係。ここでは一緒にいろいろできる。まさに理想の空間」だと満足気にもてなす。
夜8時。いよいよ「ホタル鑑賞会」がスタート。暗闇の中にたくさんの緑色の光りが揺れ動く幻想的な世界が拡がると捜索隊も「疲れが一気に吹き飛んだ」とその美しさに見とれ、客人からも感嘆の声が漏れる。1年にこの時期だけにしか見られない自然の奇跡を存分に堪能した。
ポツンと一見家での生活をきかれて男性は、「今まで生きてきた中で一番幸せ。来てくれる友だちやお客さんの有り難さもわかるし。感謝しています」と述べると、「今はゲームなどに頼って遊び方を知らない子も多い。自然の中で、僕らの子供のころにやってきた魚を獲ったり、セミを獲ったり、そういう自然の遊びを伝えたい」と今後の展望を語ってくれた。
これからも居酒屋を続けながらこの山で野菜を作り、子どもたちに大自然の中で遊ぶ術を教え、たくさんの仲間と楽しく時を重ねていくという男性に、ゲストのアンミカは「心がぽかぽかする」と讃え、俳優の杉野遥亮は「見応えありましたし、参考になりました。小さいころこういうおじさんと知り合いになりたかった」と感想を述べた。
なお、この和歌山の別天地生活は、7月13日に放送されたバラエティ番組『ポツンと一軒家』(ABCテレビ)で紹介された。
