“北の魔術師”新岡投手(クラーク国際)、“みちのくの怪物スラッガー”佐々木選手(花巻東)を封じるも2回戦敗退
北の魔術師・新岡投手(クラーク国際)VSみちのくの怪物スラッガー・佐々木選手(花巻東)! 接戦にハラハラドキドキする高校野球のドキュメンタリー番組『熱闘甲子園』を無料配信中
「夏の甲子園」こと第105回全国高等学校野球選手権記念大会8日目となる8月13日。第3試合は、北海道のクラーク記念国際高等学校(以下「クラーク国際」)が大熱戦の末に岩手の花巻東高等学校(以下「花巻東」)に1対2で敗れた。2回戦敗退となったクラーク国際だが、高校通算140本塁打を誇る花巻東の佐々木選手を4打数無安打に封じた投手・新岡選手の“魔術師投法”に注目が集まった。
クラーク国際には“魔術師”がいる。それは、3年生の主将で投手・新岡選手のことだ。3種類の投球フォームでストレート、縦と横のスライダー、カーブ、カットボール、チェンジアップ、シンカー、スプリットを使い分けており、変幻自在のバラバラ投球からこの異名がついた。
そんな新岡選手率いるクラーク国際の対戦相手は花巻東。歴代最多記録である高校通算140本塁打を誇る怪物スラッガーの3年生・佐々木選手がいる強豪校だ。
北の魔術師とみちのくの怪物スラッガーの対戦はいきなり1回裏で実現し、なんと新岡選手は佐々木選手を空振り三振に仕留めた。その後の4回裏・6回裏・8回裏の対決も全て内野ゴロで終わらせた。
新岡選手は打席でも大活躍。1点を追う7回表2アウト1・3塁の場面で1点を返し、1対1の同点に追いついた。しかし、1時間34分も試合を中断させた突然の大雨がクラーク国際の勢いに水を差した。クラーク国際は得点できないまま8回裏で花巻東に勝ち越され、最終的に1対2で2回戦敗退となった。あと一歩のところでチームを勝利に導けなかった新岡選手だが、彼の“魔術”は甲子園を魅了したことだろう。
北の魔術師率いるクラーク国際と、みちのくの怪物スラッガーを擁する花巻東の接戦が紹介された高校野球のドキュメンタリー番組『熱闘甲子園』8月13日放送回は、動画配信サービスTVerで無料配信中。同放送回で公開された、高知中央高等学校(高知)と履正社高等学校(大阪)、智弁学園高等学校(奈良)と徳島県立徳島商業高等学校(徳島)、おかやま山陽高等学校(岡山)と大垣日本大学高等学校(岐阜)の試合も手に汗握る展開が満載だ。