旅行のスペシャリスト・大木優紀さんがオススメするベトナム世界遺産の街・「一生この地で暮らしたい」と思わせるノスタルジックで幻想的な街とは?

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7月3日に再開したベトナム航空・関空―ダナンの直行便でおよそ5時間――夏休みにオススメの「ベトナム」へのお得な旅を前・後編に分けてご紹介! 後編では、1999年に世界遺産に登録された港町「ホイアン」を巡ります。

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今回も、初海外ロケの中村想人アナウンサー(ABCテレビ)をサポートしてくれるのは、令和トラベルの旅行アプリ「NEWT」のリサーチ統括で、元テレビ朝日アナウンサーの大木優紀さん。ベトナムの民族衣装・アオザイをまとい、異国情緒たっぷりのオススメスポットに案内してくれます。

旅の予算も前編のダナンの旅と同じく、1日180万ドン。日本円にして1万円ほどで欲張りに楽しむ「ホイアン満喫!1日1万円の旅」がスタート!

16世紀から19世紀にかけ、海のシルクロードの中継地点として世界の文化が交錯した貿易の街・ホイアン。中国、ポルトガル、オランダ、そして日本からも商人が訪れ、朱印船貿易の時代には1000人以上が暮らす日本人街もありました。

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そんなホイアンの魅力を知るには、歴史的建築物が見学できる5枚つづりのチケット12万ドン(約720円)が便利です。2人が訪れたのは「タンキーの家」と呼ばれる築200年の建物。香料やお茶を扱う商家だったそうで、今もその子孫が暮らしています。間口が狭くて奥に長い「チューブハウス」といわれる建築様式は、間口に対して税金がかけられていた時代の、節税対策だったそう。

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街歩きも楽しいホイアン。街全体が黄色で統一されている旧市街は、どこかレトロでおとぎの国のような雰囲気です。ふらっと迷い込みたくなる風情ある路地裏を歩いた後は、人気のオーガニックカフェ「ココボックス」でひと休み。濃厚なマンゴースムージーは5万ドン(約350円)。マンゴー好きの中村アナが「もう(日本に)帰りたくない」とうなるほどのおいしさです。

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【動画】古い町屋を改装したお店が多いホイアンは、オシャレなカフェ天国!

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ランチは1976年創業の老舗食堂「カオ・ラウ・バーレー」で。太めの米粉麺に野菜や肉などをトッピングし、醤油ベースの甘辛いたれをかけた名物の「カオラウ」は4万ドン(約240円)。日本の「伊勢うどん」がルーツとの説もあるそうで、大木さん曰く「日本人が“どこかで食べたことある”って感じる」懐かしい味も魅力です。

続いては、水の街・ホイアンならではのアクティビティを体験。竹とヤシの葉で作られたお椀型のボートで水路を巡ります。両岸に繁るシュロを見上げながらの水路の旅はさながらジャングルクルーズ。30分20万ドン(約1200円)で楽しめます。

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最大のハイライトは、船頭さんが絶妙なバランスでボートを高速回転させるスゴ腕パフォーマンス。慶応大学ボート部出身の中村アナも挑戦しますが、「おわー!」「わー!」と叫びっぱなし。それでも、振り落とされることなく見事に回転し、ボート部の意地を見せることができました。

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夕方、2人がやってきたのは、のどかな田園地帯が広がるホイアン郊外。豊かな自然をいかした“郊外カフェ”がブームだそうで、なかでも特に人気のお店が「ローガック・クー・ファーム」。目の前に広がる緑、心地よい風を感じながら、フルーツや花を使ったドリンクを味わう…。最高に癒やされるひとときです。

「一生、この地で過ごしていきたい」とホイアンにすっかりハマる中村アナ。でも、旅のメインイベントはこれから! 今夜は月に一度、満月の前の夜に行われる「ランタン祭り」。世界中から観光客が詰めかける特別な日なのです。

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街のあちこちに灯る色とりどりのランタン。旧市街を流れるトゥボン川では、手こぎ船に乗って水上から街を眺めながら、名物の灯籠流しに参加できます。それぞれの願いを込めて灯籠を川に流し、旅を締めくくる中村アナと大木さん。滞在費は食費や移動費、アクティビティの料金などすべて込みで164万4000ドン(約9860円)。「満足!明日からがんばれます」と中村アナもリフレッシュできた旅となりました。

お得な夏休み旅、ベトナム・ホイアン編は6月24日(火)放送の『newsおかえり』(ABCテレビ 毎週月曜〜金曜午後3:40〜)で紹介しました。

『newsおかえり』YouTubeチャンネルで配信中

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