子ども番組「つくってあそぼ」を23年務めたベテランタレント 業界デビューは名作アニメ「タッチ」の声優だった!?
子ども番組「つくってあそぼ」(NHK Eテレ)で23年間に渡り活躍したわくわくさんが自身の誕生秘話を明かした。もともと貧乏劇団で大道具や小道具を作っていたわくわくさん。大抜擢のきっかけを作ったのは、アニメ『ONE PIECE』のルフィ役などで知られるあのレジェンド声優だったという……!?
子ども番組「つくってあそぼ」(NHKEテレ)で、1990年から23年間工作の伝道師「わくわくさん」として活躍した久保田雅人さん。濱家から「元々どういう人なのか」を聞かれると、アニメ『タッチ』(フジテレビ)の上杉達也役などで知られる声優、三ツ矢雄二が座長を務める劇団の劇団員だったと吐露。『タッチ』に登場する1番センター工藤くん役で声優を演じたことが業界デビューだったと明かした。
そんな久保田が「つくってあそぼ」に抜擢されるきっかけを作ったのが、劇団の副座長格だった声優の田中真弓。アニメ『ONE PIECE』(フジテレビ)のルフィ役などで知られる田中は、当時『おーい!はに丸』(NHKEテレ)のはに丸の声を演じていたが、ノッポさんの『できるかな』(NHKEテレ)を担当していたディレクターから「『できるかな』が終わることになったので、新しい出演者を探している」と聞いたのだという。
その時のディレクターの意向として「ノッポさんより若くしたい。ノッポさんと違って喋らせたいというのがあった」と話す久保田。そのディレクターが「『真弓さん誰か知らない?』って言ってくださって、その時に真弓さんが私を紹介してくれた」と明かすと、共演者たちは「真弓さんの推薦でわくわくさん?」「すごーい!」と声をあげた。
その後、初めてNHKを訪れ、わくわくさんのオーディションで見事合格したという久保田。テレビ初出演となったのはノッポさんの『できるかな』の最終回。それまで20年間一度も喋らなかったノッポさんが初めてピンマイクを付けて別れの挨拶をしたあと「僕の後を継いでくれるわくわくさんとゴロリくんです」と紹介してくれ、「それが最初で最後の共演になった」という。
その話を聞いた濱家は「あの回、鮮明に覚えてるよな」と嬉しそうに回想。山内が「もともと工作が好きだったんですか?」と尋ねると、久保田は「劇団でずっと大道具小道具作ってたりとか。貧乏劇団でしたから全部作ってたんで」と自信を覗かせた。
なお、このわくわくさん誕生秘話は、7月2日に放送されたバラエティ番組『これ余談なんですけど・・・』で明かされた。
