「自分たちにしかできない音楽を」 大阪を拠点に活動するスリーピースバンド Telepathy「自分らの納得いく方法で、曲と名前を広げたい」
輝き始めたアーティストたちの音楽と言葉を聞く「GENSEKI」。
Telepathy
2024年春に始動した、大阪を拠点に活動するスリーピースバンド、Telepathy。ギター/ヴォーカル担当あのさつき、ベース/コーラス担当おかもとなな、ドラム担当きどあまねで構成。5月25日に1st single「パラレルワルツ」をリリースしました。オルタナティブ・ロックやガレージポップの要素を取り入れ、リアルな感情をまっすぐに届けます。
Telepathy結成のきっかけは、さつき&ななが高校の軽音楽部で出会ったこと。やがて、ライブを見に行ったあまねが2人の音楽に惹かれ、志願して加わりました。
楽曲は、3人でアイデアを持ち寄って制作しています。ギター/ヴォーカルのさつきが弾き語りしている音源をもとに、なな、あまねが各自のパートを考え、スタジオに持ち寄ります。さつきが当初バラードのつもりで創作していたメロディーに、あまねのドラムが乗って激しい楽曲が出来上がることも。
誰かに向けた歌を作るというよりは、自分が思っていることを分析し、自分の言葉で歌い上げます。「人の真似をしたくない」というTelepathy。「自分の考えは自分しかもっていないので。それをやれば、自分にしかできないことができるんじゃないかな」と語りました。
ライブでは、常に緊張していないと演奏できないほど、展開を増やすことも心掛けているそう。「自分たちが演奏しているのと同じ感じで、見ている人も楽しんでほしい」と語るベースのななに、隣の2人も頷きます。
「自分のためにやってます」と語るのは、ギター/ヴォーカルのさつき。「バンドは比べられないし、自分らが楽しいことをして、それがうまくいけばいいなって思ってます」と笑顔をみせました。
あこがれはFUJI ROCK FESTIVALだと語る3人。「ROOKIE A GO-GOというステージがあるんですけど。そのライブ映像を見るのが好きで、いつか出たいなと。自分らの納得のいく方法で、曲とライブで名前を広げていけたらなと思ってます」と語ります。
6月下旬には、いろいろな土地のバンドと一緒に小倉、豊中、豊橋、柏を巡る『Second City Tour 2025』で、初めて関西以外でもライブ出演に挑んでいます。
「まず曲を聴いて、興味を持ってもらえれば」「ライブが醍醐味だと思うので、ライブに来てくれたら嬉しいです」とメンバーは思いを語りました。
