“通算140HR怪物スラッガー”花巻東・佐々木が勝利に貢献 打席で見せた技術に斎藤佑樹も驚く
“通算140HR怪物スラッガー”花巻東・佐々木選手、夏の聖地に初見参。佐々木選手のバッティング技術に驚き、チームプレイを大切にする姿を応援したくなる高校野球のドキュメンタリー番組『熱闘甲子園』を無料配信中
「夏の甲子園」こと第105回全国高等学校野球選手権記念大会3日目となる8月8日。第1試合に、今大会の注目選手の1人である岩手の花巻東高等学校(以下「花巻東」)の佐々木麟太郎選手が登場した。高校通算140本塁打の記録を持つ佐々木選手の活躍に驚き、彼が貫く信念に背筋が伸びる。
花巻東といえば、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手の母校として知られている。大谷選手の後輩にあたる3年生の佐々木選手は、歴代最多記録である高校通算140本塁打を誇る強打者だ。ホームランの数に注目が集まっているが、佐々木選手本人は「貢献こそ活躍」という言葉を何よりも大事にしており、「個人的なバッティングにならないようにしたい。チームプレイこそ自分のあるべき姿」と語る。
そんな佐々木選手が、夏の甲子園に初見参! 対戦相手は、山口の宇部鴻城高等学校(以下「宇部鴻城」)だ。初打席となる1回裏で、佐々木選手は宇部鴻城バッテリーの徹底した“インコース攻め”を受けるが、痛烈な打撃で甲子園初ヒットをマーク。4回裏ノーアウト2塁のチャンスとなった第2打席では、レフトへのタイムリーヒットで先制点をもたらした。佐々木選手の活躍で勢いに乗った花巻東は、この回で宇部鴻城に3点差をつけることに。最終的に1点を返されたものの、花巻東は4対1で勝利した。
3打数3安打と申告敬遠で全打席出塁してチームに貢献した佐々木選手。元プロ野球選手の斎藤佑樹氏は、厳しいインコースの球を打った佐々木選手に対して、「バッティング技術が光っていました」「高い技術が必要ですし、長打ではなくて後ろにつなぐ意識が強いんだなと感じました」とコメント。「まさに佐々木くんが掲げる『貢献こそ活躍』というチームバッティングだったと思います」と称賛した。
佐々木選手ら花巻東のチームプレイが光った高校野球のドキュメンタリー番組『熱闘甲子園』8月8日放送回は、動画配信サービスTVerで無料配信中。同放送回で公開された、群馬県立前橋商業高等学校(群馬)とクラーク記念国際高等学校(北海道)、日本大学山形高等学校(山形)とおかやま山陽高等学校(岡山)、大垣日本大学高等学校(岐阜)と近江高等学校(滋賀)の試合にも感動する!