食にうるさい“少食おじさん”こと博多華丸・大吉が、あまり知らない街でただただ食べたい丼か麺を探し求める『華丸丼と大吉麺』（ABCテレビ）の大宮編が始まった。飲食店が軒を連ねる街ゆえ目移りしたが、華丸の「ナポリタンじゃない？」というツルの一言で、ロケ開始からわずか数十分でメニューが決定した。これは番組史上最短記録だ。

大宮の名物料理というだけあり、大宮駅周辺だけで48店舗も「大宮ナポリタン」を提供する店がある。その中から大吉が真っ先に目星をつけた店は「ビストロひいき屋　大宮東口店」だ。鉄板のナポリタン以上に２人を魅了したのは、店名に添えられた「洋食＆ガブ飲みワイン」の文字。「ガブっていいね！　表現として」と華丸の瞳が輝いた。

そこで即決せず、街をウロウロして吟味するのが華丸スタイル。今回も大宮駅周辺をぐるぐる歩いてお店選びをしているうちに「体がナポリタンになってきた」（華丸）と、ナポリタンとのチューニングがどんどん合っていく。だがなぜか、華丸はあれこれ理由を付けてなかなか店を決定しない。なぜなら、「俺たちはもうガブがしたか（笑）。ガブありきになってる」（大吉）からなのだ！

「ガブの階段登りたい」（華丸）と、２階にある隠れ家的なお店に入店した２人は、「鉄板ナポリタン」１人前と生ビール２つを注文する。先に運ばれてきた生ビールをグビグビと飲みながら、大吉が「ガブ飲みはビールじゃなくてワイン。それを（視聴者に）お見せするべきかなと思うんやけど、ここでワインをガブ飲みしたらどうなのかなあ」と眉間にシワを寄せる。酔っ払ってロケに支障が出ることを懸念しているのだろうか。

だが、あっという間にビールを飲み干した大吉は、迷わずガブ飲みワイン（赤）を注文した。さすが、仕事人である。まあまあ大ぶりのワイングラスが卓上に置かれ、ワインボトルからなみなみ注がれる。

大吉はワインをガブ飲みしつつ、「ヨーロッパには内緒ですよほんと。日本人がこんな（風に）ワインを飲んでるなんて。これでランチタイム350円ですよ（笑）」とお店のサービス精神に酔いしれた。

なお、博多華丸・大吉の2人を虜にした大宮の“ガブ”の模様は、4月6日に放送された街ブラバラエティ『華丸丼と大吉麺』（ABCテレビ）で放送された。