ついに開幕! 大阪・関西万博の“海外パビリオン”の見どころを大公開!  1万キロを旅してきた“国宝級アート”や海外の街に飛べる体験展示も!

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いよいよ開幕した大阪・関西万博。「万博の華」といわれる海外パビリオンのうち、各国が自前で建設するタイプAは全部で42館!まだまだ紹介できていない、魅力たっぷりのパビリオンを一挙大公開します。

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芸術の国といわれる「イタリア」のパビリオンは、コロッセオをモチーフにした入り口が印象的。来たら必ず見てほしいというイチオシの展示は、アジア初上陸という「ファルネーゼのアトラス」です。

こちらはおよそ2000年前のローマ時代に作られた大理石の彫刻で、世界的な文化遺産として知られるイタリアの国宝級の作品。普段はナポリの国立考古学博物館に展示されています。高さ約2メートル、重さ約2トンもあるため、国外に運び出すのは並大抵のことではありませんでしたが、梱包や輸送などに細心の注意が払われ、およそ1万キロの道のりを飛行機で旅してきたのです。

「本物」にこだわったイタリアパビリオンの展示。ほかにも、イタリアの巨匠・カラヴァッジョの名画や、エコロジーをテーマにした斬新な現代アート作品も楽しめます。

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【動画】イタリアパビリオンの屋上にはイタリア式庭園を整備。迷路のようなつくりになった園内を遊びながら散策することもできます。

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「モナコ公国」のパビリオンは、丸いガラス張りの建物に赤い宝石をちりばめたようなデザイン。中に入ると、まるで日本庭園のような庭が。実はモナコ王国は国土の20%以上を庭園や公園が占める「庭の文化」が根付く国。日本庭園にモナコの多肉植物などを組み合わせ、両国の文化の融合を表現しているそうです。

2階では体験展示が楽しめます。双眼鏡のようなものをのぞいてみると、そこにはモナコの美しい風景が。さらにスマホでQRコードを読み込み、レンズをのぞくと、来場者のアバターがモナコにひとっ飛びする仕掛けも。どんな世界が広がっているかは…モナコパビリオンに来てのお楽しみです。

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「オーストリア」のパビリオンは、モーツアルトやシューベルトなどたくさんの作曲家を生み出した“音楽の国”にふさわしい五線譜がモチーフのかわいらしい建物。館内に展示されたグランドピアノには葛飾北斎の有名な浮世絵が描かれ、両国の深いつながりを表現しています。

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このピアノの自動演奏とオーケストラの音楽に合わせ、背景のスクリーンでオーストリアの音楽家たちが紹介される演出も。さらにこのピアノには、オーストラリアで弾いたピアノ演奏を、なんと遠隔操作で同時に再現する最新テクノロジーも備わっているそう!また、AIの力で誰もが作曲かになれる体験展示など、まさに音楽一色のパビリオンです。

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透明な5つの球体が目を引くのは「スイス」のパビリオン。1つ目の球体にはスイスの自然や文化、歴史などが巨大な切り絵で表現されています。2つ目の球体で楽しめるのは、来場者の願い事がシャボン玉になって飛んでいくという不思議な体験展示。フワフワと浮かぶシャボン玉が何とも幻想的です。ほか、ロボットなど未来のテクノロジーをテーマにした展示も。4階のレストランではこんがりチーズが食欲をそそる“ラクレット”などさまざまなスイス料理が味わえます。

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「ベルギー」のパビリオンは水をコンセプトとした建築デザイン。緑あふれる吹き抜けのエリアには天井から水が流れる演出が。これは、実は雨の多い国・ベルギーを表現しているそう。さらに、盛んなワクチンの研究開発や、AIやロボットを使った「未来の健康管理」など、発達したベルギーの医療技術を映像で紹介しています。

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そして3階にはベルギー料理のレストランが。ムール貝やワッフル、ベルギービールなどが楽しめるレストランで記者が話を聞いていると、ベルギーパビリオンの公式キャラクター「ベルベル」が登場!人間の細胞をイメージして作られたキュートなキャラクターで、ショップでグッズも販売されるそうです。

大阪・関西万博の海外パビリオンの見どころは、4月9日(水)放送の『newsおかえり』(ABCテレビ 毎週月曜〜金曜午後3:40〜)で紹介しました。

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