奈良・猿沢池に捨てられた大量のお地蔵さま…“異様さ”はA.B.C-Z塚田僚一と初対面女性にも?「距離感おかしいぞ」

奈良県奈良市の名所・猿沢池の近くには、捨てられた謎のお地蔵さまが密集している。この異様な地蔵群を、A.B.C-Zの塚田僚一とABCテレビの古川昌希アナウンサーが大調査! すると、塚田に異変が……!?

【動画】「絶対ブツブツ言うから」「ヒドくない!?」 A.B.C-Z塚田僚一&古川昌希アナ、突然小競り合い勃発!

猿沢池の南側には、「率川(いさがわ)」と記された石碑を囲むように、40体ほどのお地蔵さまが密集している。お地蔵さまは形や大きさがバラバラで、欠けていたり割れていたりするものもあり、ここだけではなく、率川沿い周辺に点在している。そこで塚田と古川アナは、「水害を鎮める願いを込め、川の氾濫で流された(もとはバラバラの場所にあった)お地蔵さまを(猿沢池の南側に)集めた」と考えた。

“もとはそれぞれ別の場所にあったお地蔵さまが1ヶ所に集められた”という、塚田と古川アナの予想は大正解。しかし、それに水害は関係なかった。奈良に詳しい「奈良まほろばソムリエ」の藤井哲子さんいわく、問題の地蔵群は、主に幕末から明治にかけて起きた仏教を排除する運動「廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)」によって捨てられたものだそうで、奈良の人々が川を掘り起こした際に発見したらしい。

では、かつて奈良の人々はなぜ川を掘り起こしたのか? 藤井さんいわくその理由は、「奈良の街に大きな変化があったから」。この理由には、1909年開業の奈良ホテルで「人々が絶賛したあるもの」が関係しているとのこと。さらに藤井さんは、初対面の塚田に、「注意深く見ていたら、鹿にも出会えますのでね~」と、意味深長な言葉を残した。

さっそく塚田と古川アナは、奈良ホテルへ。そこで2人は、明治時代には珍しかった水洗トイレが奈良ホテルに創業時から完備されていたことを知った。当時同ホテルを訪れた俳人・高浜虚子が驚き、新聞記事になったのだとか。

“水つながり”で古川アナは、「水洗トイレを整備するために、下水設備をやらなきゃいけない(から川を掘ったのでは)」と考察。さらには塚田が、ホテル内のトイレのマークが鹿であることに気づいた。そのため2人は、“奈良ホテルで絶賛されていたもの=水洗トイレ”とし、「トイレ整備の下水工事で川を掘り起こし、そのときに出てきたお地蔵様を(猿沢池の南側で)祀っている」と結論付けた。

塚田と古川アナの推理の結果は、100点満点中……見事100点! 藤井さんいわく戦後の奈良の街は、年間数100万人の観光客が訪れるほど大きく変化したとのこと。そのため、当時は水洗便所の設置が急務となり、市内の川を下水道へと整備することに。その工事でお地蔵さまが大量に見つかり、供養に困った地域の人々が、1ヶ所に集めて祀るようになったのだ。

久しぶりに満点を取った塚田は、「気持ちいい!」「すげー嬉しい!」と大喜び。藤井さんに跪いて祈るようなポーズをし、「僕にとっては、勝利の女神だ!」と褒めちぎった。一方の藤井さんも、「嬉しい!」とニッコニコ。2人のやり取りを見ていた古川アナは、「なんやこの2人。距離感おかしいぞ」とツッコんで、スタジオの笑いを誘った。

なお、塚田と古川アナの謎解きの様子は、情報番組『newsおかえり』(ABCテレビ)の人気コーナー「古川×塚田のなんでやねん!?」4月8日放送回で紹介された。『newsおかえり』は、毎週月曜~金曜午後3時40分よりABCテレビで放送中だ。

番組情報

河合&A.B.C-Z塚田×古川アナ「なんでやねん!?」(news おかえり)
毎週(火)

おすすめ記事 おすすめ記事