オープンの目玉はこだわり抜いた“神戸牛弁当”!東京の高級スーパー「紀ノ国屋」神戸初進出の“仕掛け人”に密着!

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今年3月下旬、東京の高級スーパーが神戸に初出店しました。関西で存在感を示すには欠かせない神戸進出。その“秘策”に奔走したエネルギッシュな仕掛け人に密着しました。

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1910年、東京・青山で創業した老舗スーパー「紀ノ国屋」。2020年には関西初進出となる京都に、2022年には大阪にも出店。そのすべてで陣頭指揮をとり、こだわりの店作りを展開してきたのが、大阪出身の副社長の髙橋一実さん(59)です。

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実は、京都に出店したころから決めていたという神戸進出。オープニングに向け、髙橋さんが神戸ならではの食材を使った「紀ノ国屋」らしい新商品を開発しようと考えていました。

【動画】神戸初進出の「紀ノ国屋アントレ 神戸さんちか店」の場所は、三宮の地下街「さんちか1番街」。JRや地下鉄の利用客が多く行き交う一等地です。

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今年1月、髙橋さんがやって来たのは、大阪・富田林市に拠点を置く冷凍食品専門店「フローズンドア」。神戸の「紀ノ国屋」に商品を供給するこちらでは、新店舗の目玉商品となる“お弁当”の開発が進められていました。日本を代表するブランド肉「神戸牛」を贅沢に使ったお弁当は「キンパちらし」と「牛めし弁当」の2品。果たして、髙橋さんの反応は?

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「キンパちらし」は、通常のキンパでは海苔巻きの芯となる具をご飯の上にのせ、ちらし寿司のように華やかに仕上げたもの。しかし、髙橋さんからは「お肉が、のっけてるだけ!みたいな感じ」と厳しい意見が。食べておいしいのは当たり前ですが、まずは見た目で「めちゃくちゃおいしそうに見える」のが、「紀ノ国屋が醸し出す雰囲気」には必要不可欠というのです。

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「牛めし弁当」は、特製の割り下で煮込んだ神戸牛のバラ肉をご飯の上に敷き詰められています。髙橋さんの評価は「普通においしい。でも普通やな(笑)」。主役の神戸牛を引き立てるには“脇”こそ重要と、一緒に煮る玉ねぎを淡路産に変更するよう提案するなど、「紀ノ国屋」らしい特別感を目指し、こだわりにこだわります。

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そんな髙橋さんの指摘を受け、2つのお弁当の大改造が始まりました。「キンパちらし」は厚めにスライスされたお肉を細切りにしてご飯にちらし、全体にまんべんなく神戸牛を感じてもらえるように。「牛めし弁当」は玉ねぎを淡路産に変えたほか、細切りしょうがと兵庫県産のごぼうも加え、神戸牛のおいしさをより引き立てる工夫をしました。

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改良したお弁当を再びチェックした髙橋さんは「うん、うまい!」「もうバッチリです」と大満足。晴れて完成した2つの神戸牛弁当は「キンパちらし」が680円、「牛めし弁当」が980円。素材は高級ですが、価格はできるだけ抑え、神戸の新店舗限定で店頭に並ぶことになりました。

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オープンの2日前、店内では商品の補充など開店準備が慌ただしく進むなか、若いスタッフに指導しながら、すでに陳列が終わっていた入り口付近の棚の商品の“入れ替え”を始める髙橋さん。もとは細かく仕切られた棚にさまざまな商品が並んでいましたが、「あまり細かく置いてしまうとお客さんが混乱する」ため、「一番売りたい商品」に絞る方が効果的だというのです。

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「現場にすべての答えがある」と話す髙橋さんは、1500人の従業員を率いる副社長でありながら、自ら現場に立ち、次世代を担う若い社員とともに働きながら、蓄積されたノウハウを惜しみなく伝授します。

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いよいよオープン当日。店の前には朝から大行列ができ、通常より1時間早い9時開店となりました。目玉の神戸牛弁当も次々と売れるなど順調な滑り出し。そのころ、髙橋さんは店の厨房で人気商品の「アップルパイ」を自ら焼いていました。品質の高さにこだわりながら、「便利で毎日使っていただけるような『紀ノ国屋』を作っていきたい」と髙橋さん。“仕掛け人”のチャレンジはまだまだ続きます。

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高級スーパーの神戸初進出の舞台裏は、3月31日(月)放送の『newsおかえり』(ABCテレビ 毎週月曜〜金曜午後3:40〜)で紹介しました。

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