超危険な推定30kgの“落とし物” 兵庫県神戸市の“謎の天秤”は30年前の大震災に関係している?

©️ABCテレビ

兵庫県神戸市東灘区の工場地帯にある“謎の天秤”を、A.B.C-Zの塚田僚一とABCテレビの古川昌希アナウンサーが大調査! 塚田が天秤の円盤らしき部分を持ってみたところ、1枚の重さはなんと約30kgにも感じられるそう。実はこの円盤は、かつて神戸市民を恐怖させた超危険物だった……!

【動画】A.B.C-Z塚田僚一「天秤界のラスボスだよね!」 謎解き中に彼が出会ったものとは!?

©️ABCテレビ
©️ABCテレビ

謎の天秤は、阪神深江駅の南側に位置する小野建株式会社(前身は灘鋼材株式会社)の敷地内にある。細長い柱の両端に、大きな円盤が鎖でぶら下がっており、見た目はたしかに天秤のよう。その円盤は、たった1枚でも非常に重く、実際に持ってみた塚田いわく30kgくらいあるらしい。やがて塚田は、古川アナと周辺の老舗はかりメーカーを調査し、円盤=「謎の天秤から取り外して使える分銅」と予想した。

©️ABCテレビ

姫路獨協大学の道谷卓教授によると、円盤は昔使われていた「あるものの一部」で、現在は「ある歴史を後世に伝えるために置いている」という。「(ある歴史とは)過去に神戸で起こった大きな出来事」という道谷教授の言葉で、塚田と古川アナは、30年前に起きた阪神・淡路大震災を思い浮かべた。

©️ABCテレビ
©️ABCテレビ

道谷教授のヒントによると、ある歴史は、「(謎の天秤から)1km圏内にある歴史施設」でわかるという。阪神・淡路大震災のことで頭がいっぱいな塚田と古川アナは、近くの震災資料保管庫へ。しかし、2人は謎の天秤に関わるものを見つけきれず、いろいろと考えた末に原点回帰し、円盤=「灘鋼材で鋼材(の重さ)を量るために使われていた分銅」とし、「震災を乗り越えたことでオブジェとして飾っている」と予想した。

©️ABCテレビ
©️ABCテレビ

塚田と古川アナの推理の結果は、100点満点中……まさかの0点! 2人に道谷教授が出したヒントの歴史施設とは、神戸深江生活文化史料館のこと。そしてそこでわかるのは、阪神・淡路大震災ではなく、神戸大空襲の歴史だ。

©️ABCテレビ
©️ABCテレビ

円盤は、米軍の爆撃機B29から落とされた焼夷弾の一部(蓋とおもり)。阪神・淡路大震災で灘鋼材株式会社の建物が倒壊した際に発見され、戦争の歴史を後世に語り継ぐために、小野建株式会社の敷地内で展示されているのだった。

なお、謎の天秤は、情報番組『newsおかえり』(ABCテレビ)の人気コーナー「古川×塚田のなんでやねん!?」3月25日放送回で紹介された。『newsおかえり』は、毎週月曜~金曜午後3時40分よりABCテレビで放送中だ。

番組情報

河合&A.B.C-Z塚田×古川アナ「なんでやねん!?」(news おかえり)
毎週(火)

関連記事

おすすめ記事 おすすめ記事