職場外で、しかも研修中にもかかわらず、深夜まで残業しないといけないなんて……ブラック企業すぎる！　アニメ『ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います』（ABCテレビ、以下『ギルます』）第10話で、残業地獄から解放されたはずのギルドの受付嬢に、死人が出るレベルの事務作業が舞い込んだ……！

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アニメ『ギルます』は、第27回電撃小説大賞で金賞を受賞した同名ライトノベル（著：香坂マト、イラスト：がおう）が原作。強くてかわいいギルドの受付嬢アリナ・クローバー（CV：高橋李依）が、残業を回避するために規定を破り、ダンジョンのボスを自ら討伐する痛快異世界コメディだ。

ギルドの受付嬢は、公務なので収入は一生途絶える心配がなく、長期ローンを組めるほど立場が安定した理想の職業。しかし、実際はかなりブラックだ。厄介な冒険者たちの受付対応に忙殺され、事務作業の量は膨大で、定時退勤できる日は皆無に等しい。

アリナは、後輩のライラ（CV：芹澤優）とともに、そんな残業地獄の職場を離れて、現在はギルド本部での合同研修に参加中だ。第10話（3月15日深夜放送）で講義を終えたアリナたちは、新たな超大型ダンジョンの出現情報を耳にした。ウワサによると、「どの受付所も受注ラッシュで、もうパンク寸前らしい。早く明日に備えないと、死人が出るぞ！」とのこと。

多忙な予感にライラは、「ってことは、研修が終わったらもう仕事……」と顔が真っ青。アリナも青ざめつつ、「まあ～でも～！　少なくとも研修中は安全よ～！　なぜなら研修中だから～！　私たちは俗世のことは忘れて……」と笑ったが、彼女の予想は即覆った。なんと2人に、「とても処理が間に合わないから、少し負担よろしく！」と、上司であるカウンター長から未処理の受注書が大量に届いたのだ。

どう見ても“少し”ではない受注書の山々に、「なんで研修に来てまで残業しなきゃなんないのよ、あンのクソカウンター長～！」とアリナは怒りが大爆発！　しかし、研修明けのさらなる地獄を回避するために、「この未処理書類は、今日この場で倒す！」と気持ちを切り替え、ライラと作業に取り掛かった。事務作業は深夜にまで及び、アリナは睡魔に負けていつの間にかスヤスヤ……。疲労困憊のアリナたちに同情し、彼女たちを襲った“お化け騒動”に笑った視聴者は多いはず！

残業三昧の社会人なら誰もが共感する（!?）アニメ『ギルます』10話は3月15日に放送された。なお、ABCテレビにて毎週土曜深夜2時30分より放送中だ。