「一生立ち直れない」「ビダビダに泣いている」 愛する女性2人の死…“一つ目大臣子息”の幼少期が辛すぎる『妖はじ』第22話
結婚を誓い合った少女が自分のせいで死に、最愛の母親も病気でこの世を去ってしまった……。アニメ『妖怪学校の先生はじめました!』(ABCテレビ、以下『妖はじ』)第22話で明かされた、一つ目小僧の男子高生・入道連助(CV:高野洸)の辛すぎる過去が、多くの視聴者を泣かせた。
アニメ『妖はじ』は、マンガ雑誌月刊「Gファンタジー」で連載11年目に突入した、同名人気コミックが原作(著:田中まい)。人間の新米教師・安倍晴明(CV:逢坂良太)と、妖怪だらけな「百鬼学園」の面々が繰り広げる、奇妙でにぎやかな学園コメディだ。
晴明の教え子である連助は、妖怪省大臣の父と人間の母から生まれ、家は大豪邸。成績優秀で心優しく、問題児が多い弐年参組をクラス委員としてまとめている。そんな連助の壮絶な幼少期が明らかになった。
幼い頃に連助は、病気を患う母・蓮華(CV:小清水亜美)の見舞いで病院に通っていた。そこで彼は、入院中の人間の少女・瑠莉(CV:花咲心優)に恋をした。やがて連助は、自分の正体を隠しつつ、瑠莉にお揃いの指輪をプレゼントし、「俺は、瑠莉ちゃんが好きです! 大人になったら結婚してください!」とプロポーズ。瑠莉も連助のことを好いており、両想いの2人は結婚を約束した。
しかし、幸せな日々は、瑠莉が連助の正体を知ったことで突然終わった。瑠莉は、病室から飛び出していった連助を追う途中で階段から転落し、帰らぬ人となってしまったのだ。さらには、病状が突然悪化した蓮華も天国へ旅立ってしまった……。愛する人達の死は、幼い連助を絶望させるのに十分すぎた。彼は、特に瑠莉の死に責任を感じ、「この顔のせいだって言うのかよ……俺だって好きでこんな風に生まれてきたわけじゃねぇよ!」「人間に生まれたかった」と、自分が妖怪であることを呪った。
連助の過去に、多くの視聴者が号泣。X上には、「もし自分だったら一生立ち直れないと思う……」「感情がごちゃごちゃになって心が締めつけられ、号泣しました」「れんれんが想像以上にシビアな過去持ってて泣いた……」「連々編、もう先週のお母さんのくだりの時点で既に涙腺ボロボロだったので覚悟はしていたけど今週ほんともうだめ ビダビダに泣いている」「れんれん~幸せになっておくれ」といった声が続出した。
また、父親の圧力で自主退学することになった連助を、晴明や弐年参組の生徒たちが必死で連れ戻そうとする展開も胸に刺さる。中でも、晴明が連助に、「君が自分を悪く言ったり卑下した分、僕が君のいいところを見つけて伝えるよ。これからもこの学校で、自分の価値を学んでいこう、僕と一緒に。いや、参組のみんなで」と伝えたシーンに、グッときた視聴者は多い。X上には、「晴明〜、本当に良い先生だよ」「晴明ええこと言うなあ」といった声が寄せられた。
なお、アニメ『妖はじ』(ABCテレビ)第22話は、3月12日深夜2時15分より放送された。
