大阪・西区の町工場で廃材がデザイングッズに大変身!? 百貨店からもオファーが舞い込むモノづくりの魅力

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大阪市西区九条。町工場が軒を連ね、「鐵の町」と呼ばれた時代もありましたが、後継者不足で現在は全盛期の4分の1になっています。そんな状況のなかで、「町工場のイメージを変えたい」という想いから「田村商店」の専務、田村友紀晃さんと久美さん夫婦は、力を合わせ様々なことにチャレンジしています。

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田村さん夫婦が2年半前に立ち上げたのが廃材を使ったモノづくりブランド「TEPPEN(テッペン)」。町工場のイメージを覆すオシャレなショールームには、傘立てやハンガーなど、廃材をアイデアとデザインで生まれ変わらせたグッズが並んでいます。なかでも、ティッシュボックスの上に乗せるおもりは、ティッシュを引き出しても箱が持ち上がらないアイデアグッズ。妻の久美さんの閃きから生まれました。

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田村商店はボルトやナットの製造会社として1951年に創業。大学を卒業した友紀晃さんは別の会社で働いていましたが、12年前に実家に戻ります。その3年後に父が急逝し、専務に就任。町工場が置かれる厳しい現状と向き合うことになります。人手不足に悩む町工場のイメージを変えたいと、倉庫をオシャレにリノベーション。その頃から、捨てるしかなかった鉄の廃材を久美さんのアイデアで再利用するようになりました。

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SDGsな取り組みが評価され、百貨店などから展示会のオファーが舞い込むようになり、新しい社員も入社。いまでは、見学に訪れた高校生たちにモノづくりの魅力や楽しさを教えています。1月には、阪神高速道路とのコラボで「廃棄看板プロジェクト」がスタート。役目を終えた高速道路の案内看板が「TEPPEN」によって生まれ変わります!

『LIFE~夢のカタチ~』は、3月8日 土曜 午前11時から放送。(ABCテレビ/関西地域で放送、TVer見逃し配信あり)

番組情報

LIFE~夢のカタチ~
毎週(土)午前11時

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