「ポツンと一軒家」20年前に妻を亡くし、1人山奥に暮らす80歳のご主人! 木から落ちて大けがを負うも、救急車が道に迷い・・・

熊本県の険しい山道の先…救急車でさえ道に迷ってたどり着けなかったというポツンと一軒家! それでも一人暮らしを続ける男性(80)の、生まれ育った土地への想い、祖父が建てた生家への深い愛情。

©️ABCテレビ

9日(日)の「ポツンと一軒家」は、熊本県の山奥にポツンと一軒家を発見! 敷地内には農園らしきものも確認できる。捜索隊が向かった最寄りの集落は港町だ。漁港へと立ち寄り、男性(70)に声をかけると「わからないかもしれないですがね…」と衛星写真を見てくれた。すると、「もしかしたら…」と思い当たるフシがあるようだ。

その男性は「…おそらくミカン農家だと思います」と、山奥にあるミカン農家までの行き方を詳しく教えてくれた。捜索隊は集落を後にし、岩山を切り開いて作られた切通しを抜け、緩やかなカーブが続く山道へ。だが、そこから先は極細の崖道で、捜索隊も「これは…凄い道ですよ!」とおっかなびっくりでハンドルを握りしめるのだが…。

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そんな峻嶮な山道の先、尾根近くの急斜面に見えてきたのは、美しく剪定された生垣だった! 出迎えてくれたのは「いつか(番組が)来るんじゃないかと、地元のみんなから言われていたんです」と元気に話す80歳の男性だった。畑とお墓を守るように植えられた生垣は、防風林で、自身で手入れをしているのだという。

20年前に奥さまを亡くして以来、この地で一人暮らしをしているというご主人。祖父の代に始めたというミカン畑には、早生ミカン、デコポン、ポンカン、晩柑など多彩な種類のミカンが育てられている。

ミカン畑を案内しながら、ミカンをもいでは捜索隊に振る舞うご主人。育てたミカンは、親戚や知人に送るのが何よりの喜びなのだとか。しかし、小学校は4キロ先で通学には山道を1時間以上もかかったという話や、中学卒業後には家業を手伝いながら東京まで船と機関車を乗り継ぎ24時間かけて出稼ぎに出ていたというかつての過酷な山暮らしエピソードも語られていく。木から落ちて大ケガを負った際には、救急車を呼んだものの、迷って家までなかなかたどり着けなかったこともあったそうだ。

「それでも祖父が建て、生まれ育った家。やっぱり住み慣れたところがいいんです」。そう語るご主人にとって、大切なこの地での暮らしの魅力にも迫っていく。

©️ABCテレビ

ABCテレビ・テレビ朝日系列で『ポツンと一軒家』は、毎週日曜ごご7時58分から放送中。TVerでも無料見逃し配信。

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