開催迫る!「ACNエキスポ駅伝」 出場チームのこれまでの成績振り返り【実業団編】

2024年秋から25年初頭の駅伝シーズンには、大学や実業団の各大会が行われた。3月16日に開催の「大阪・関西万博開催記念 ACN EXPO EKIDEN 2025(以下ACN エキスポ駅伝)」では、それらのレースで上位入賞を果たした有力チームが一堂に会し、史上初めて大学生と実業団が激突する。
「ACNエキスポ駅伝」を数日後に控えてABCマガジンでは今季の大学生と実業団の主な駅伝の結果をお届けする。前編は、大学生チームの主な駅伝の戦積を紹介した。後編では、元日に開催された実業団チームのニューイヤー駅伝について振り返ってみよう。
【前編・大学生】「ACNエキスポ駅伝」出場チームの成績振り返りはこちら!

●実業団は旭化成が王座奪還
実業団は、元日のニューイヤー駅伝が日本一を決める唯一の駅伝レースだ。前回王者のトヨタ自動車を軸に、Hondaや旭化成が優勝を争うと目された今年の大会では、1区で旭化成の長嶋幸宝が大熱戦となった区間賞争いを制し、チームを勢いづける。
ただ、3区でトヨタ自動車がトップを奪うと、Hondaも4区のイェゴン・ヴィンセントと5区・青木涼真の連続区間賞で首位に立つなど、先頭の入れ替わりが激しいスリリングな展開に。旭化成は2区で4位に後退したが、パリ五輪10000m代表の葛西潤が2区で2位に盛り返し、そこからは2位を堅持しながらレースを進めた。最終7区は旭化成とHondaによる10km以上に及ぶ一騎打ちに持ち込まれ、井川龍人の残り500mからのスパートが冴えた旭化成が5年ぶりに王座奪還。史上最多の優勝回数を「26」に伸ばした。Hondaは8秒差で2年連続の準優勝。トヨタ自動車が3位に入り、GMOインターネットグループは過去最高順位となる4位を占めた。
「ACNエキスポ駅伝」では、これら日本駅伝界を代表する大学と実業団の強豪全18チームが集い、タスキをつなぐ。まさに「真の日本一」を決める究極の舞台と言えるだろう。決戦の地は、1970年に日本で初めて万博が開催され、今年4月に55年ぶりとなる万博開幕を控える大阪。吹田・万博記念公園から夢洲・大阪・関西万博会場前までの全7区間、約55kmを駆け抜けるコースでは、手に汗握るような熱い戦いが繰り広げられるに違いない。
「大阪・関西万博開催記念 ACN EXPO EKIDEN 2025」は3月16日(日)あさ8時30分から。
