「政府が認める性別は男性と女性の2つだけ」「LGBTQは行き過ぎだった」 米トランプ大統領は時代に逆行?専門家が私見

ついにドナルド・トランプ氏が、2度目となるアメリカ大統領に就任! 就任初日から早くも40以上の大統領令や覚書に署名し、「今日をもって政府が認める性別は男性と女性の2つだけ」と発言する場面が。性別問題に対して、「時代に逆行している」という意見があるが、専門家たちの見解は……?

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1月20日に、晴れて第47代アメリカ大統領に就任したトランプ氏。初日からトランプ大統領は、大革命を起こした! 「WHO(世界保健機関)からの脱退」「パリ協定から再離脱」「連邦議会襲撃事件をめぐって約1500人を恩赦」「男性と女性という2つの性のみを認める」など、40以上の大統領令や覚書に署名したのだ。

そんなトランプ大統領に、情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』(ABCテレビ)1月25日放送回で、「自分の考えを行動に移すのが早い」「見せ方(パフォーマンス)が上手」「来年11月の中間選挙までに成果を出すという本気が見えた」といった称賛の声があがった。一方で、「こんなに(署名)して大丈夫なの!?」と心配する声のほか、性別問題に対して、「結構時代に逆行している感じはある」という意見が。

「時代に逆行している」という意見に、専門家たちは異を唱えた。その1人で元外交官の山上信吾氏は、「トランプとかトランプ周辺の人は、『今までの時代が間違っているんだ』と考えている派。彼らが今やっていることは、『レボリューションのコモンセンス(常識の革命)』。今までオバマとかバイデンがやってきたことは非常識なんだよということ」とコメント。さらに、「有権者の過半数は、(トランプ大統領の)こういう政治を支持している」「LGBTQは行き過ぎだったんじゃないかと、そういう考え」と語った。

国際ジャーナリストの山田敏弘氏も、「逆に言うと、これが今の時代。新しい時代はこれから。いきすぎたんでこれまでは」とコメント。さらに、「たとえば小学校や中学校の男子トイレに生理用品が置いてあるとか、そういう時代はもうダメでしょっていうところまで来ている。こっからは新しい時代だっていうのを(トランプ大統領が)先導していくって感じ」と続けた。

前政権を全否定するようなトランプ大統領だが、彼のスピーディーでエネルギッシュな行動によって、良くも悪くもアメリカが変わっていくことは間違いないだろう。その影響は、日本にも少なからず及ぶはず。そのため、第2次トランプ政権の今後の動きに注目だ。

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教えて!ニュースライブ 正義のミカタ
毎週(土)あさ9:30

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