「ポツンと一軒家」徳島県84歳のご主人 大阪で就職し、62歳で仕事を辞め実家に戻るも、10年後母を亡くし・・・「郷土への深い想い」
徳島の深い山奥、笑顔で迎えてくれたご夫婦。その穏やかな暮らしぶりと郷土への深い想いが語られると、VTRを見守っていたゲスト・比嘉愛未は思わず涙。岩田剛典も深く感銘を受けたご夫婦の歴史とは!?
26日(日)の「ポツンと一軒家」は、徳島県・北西部の山の中にポツンと一軒家を発見! 空港から車で2時間半ほど走った先、すでに山深い道を行く捜索隊。川沿いにある山の景色が美しい集落へと到着すると、住人に衛星写真を確認してもらうことに。すると、80代くらいのご夫婦のご実家らしいが「既に引っ越したのでは? ただ、たまに車で通っているのを見かけます」という情報が!
その情報を元に、ポツンと一軒家を目指す捜索隊だが、「かなりの悪路で、途中からは歩いて行かないと家まではたどり着けないです」と地元の方も「危険な道」というほどの悪路が続く道のりという。集落を後にして、山道へと入ると、枯れ葉が積もり、荒れた山道が続く。苔が生え滑りやすい山道を越えていくと、1台の車が停まっているのを発見。そこから先は、徒歩でしか行けない未舗装の細い坂道が続いており、その先に母屋らしき一軒家が見えてきた!
そこで迎えてくれたのは、84歳のご主人と、76歳の奥さま。「まさかこんなところにまで来るとは思ってもいませんでしたから」と笑顔で迎えてくれたお二人。お話を聞いていくと、かつては24戸の家がある集落だったというが、現在はご主人の生家であるここ1軒のみとなったのだとか。
大阪で仕事に就き、奥さまと出会って結婚してからも大阪で暮らしていたというが、この地で暮らす母のお世話をするために62歳で仕事を辞め実家に戻ったという。その10年後に母を亡くした後、夏場は徳島で冬になると大阪の自宅で暮らす2拠点生活をしているという。
幼少期には、雪道を素足に草鞋で1時間の山道を通学したという過酷な山暮らしの思い出も語られていく中、「故郷ってやっぱりいいなあと思うんです。先祖が開拓して田んぼを作って…。その苦労を知っているからこそ家も田んぼも守りたいと思っているんです」。ご主人の言葉には故郷への想いにあふれていた。
スタジオでVTRを見守っていた比嘉は「本当に素敵なご夫婦」と思わず涙。ご夫婦の歴史と暮らしに、岩田も大きな感銘を受けていた。
ABCテレビ・テレビ朝日系列で『ポツンと一軒家』は、毎週日曜ごご7時58分から放送中。TVerでも無料見逃し配信。