月亭八方が語る!電撃引退の真相、さらには遺言まで…『探偵!ナイトスクープ』初代局長・上岡龍太郎さんの“レジェンド珠玉余談”とは
2023年に逝去した関西のレジェンド・上岡龍太郎さんの知られざるエピソードを、大御所落語家・月亭八方が語った。上岡さんが人気絶頂の中で突然引退した背景や、八方に明かした意外な本音、そして数々の金言に驚きが止まらない……!
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上岡龍太郎さんといえば、漫才トリオ・漫画トリオでデビューした、関西を代表するレジェンド司会者でお馴染み。代表作の1つバラエティ番組『探偵!ナイトスクープ』では、1988年の放送開始から2000年まで初代局長を務めた。そんな上岡さんの引退にまつわるエピソードを、芸歴57年の月亭八方が語った。
八方いわく、上岡さんはかねてより「60歳で辞めんねん。60歳の芸人見てみ。汚いでぇ」「見たらアカンねん。ウチの嫁はんも言うとんねん」「絵面が悪い」と語っていたという。その宣言通り、上岡さんは人気絶頂にもかかわらず、還暦前の2000年に芸能界から退いた。
ところが上岡さんは、引退後に「辞めたらあかんで」と意見を翻したのだとか。その理由は、「退屈やから」。「辞めたら芝居観に行くか、ゴルフするか。それしかないねん」「もうすることない。芝居も初めは観たけど、そない毎日毎日観れへん。ゴルフも毎日毎日できへん」ということで、上岡さんは八方に会うたびに「辞めたらあかんで」と口にしたという。八方はこの言葉を、「上岡さんの遺言」と表現した。
ほかにも生前の上岡さんは、「『引退』はスーパースターの言う言葉」「たかだが芸人が、そんな重いことを平気で口に出すんねん」「勘違いしたらアカンのは、一流になったらもう終わりやで」「超二流は最後まで行ける。長生きできんねん」と語っていたのだとか。こうした言葉から八方は、「だからあの人は、自分は超二流で行こうと思っていたけど、どっかで一流になってしもうたんや。で、一流になったから辞めるわということやと思う」と、上岡さんの電撃引退の背景を推測した。
「一流と三流は一緒やねん」「一流はあるとき三流にもなる。三流は一流にも上がんねん」などと続く上岡さんの金言に、スタジオ一同から思わず感嘆のため息が。彼の生き様と去り際、そして芸人人生の真髄に、出演者たちは「すごい話……!」「なんかすっごいイイ番組やな……」「深いな~!」と終始うなった。
なお、このエピソードは、1月8日に放送されたバラエティ番組『これ余談なんですけど・・・』(ABCテレビ)で紹介された。「日本一楽屋ニュースを知るMr.余談」こと八方が語った関西レジェンドたちの珠玉エピソードは、多くの注目を集め、同放送回は個人視聴率4.2%(ビデオリサーチ調べ)という、番組開始以来の最高視聴率を記録した。