東京一極集中が日本を滅ぼす!?深刻インフラ問題を解決しつつ大発展させる構想案を藤井聡教授が語る

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道路や橋、トンネル、上下水道といったインフラは、その多くが高度経済成長期に整備されたもの。こうしたインフラの深刻な老朽化や、東京一極集中による地方衰退の現状の解決策について、安倍内閣の元内閣官房参与で京都大学大学院教授の藤井聡氏が語った。

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日本のインフラは、問題が山積み状態。その1つが、開業60年を超える東海道新幹線だ。開業当時の土木技術「盛土」は大雨に弱いため、場合によっては運転が見合わせになる可能性がある。藤井教授いわく、「抜本的に改善しようと思ったら、1回止めて長期間の工事が必要」とのことだが、そうなると日本経済に大打撃を与えることは間違いないだろう。「リニアが通っていたら、こういうこと(=工事)も可能になるんですけど……」と、藤井教授は先送りになったリニア中央新幹線の開業についても触れて、現状を嘆いた。

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水道管においては、2020年時点で寿命の40年を超えても使用しているものが、全体の2割を占めている。老朽化した水道管が破裂して、道路が陥没する事故も多い。こうした現状について藤井教授は、「先進国とは思えないほどインフラ投資が少なすぎるのが原因」だと考えている。また、偏ったインフラ投資による地方衰退についても、藤井教授は「東京一極集中が日本を滅ぼす!」と語った。

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そこで藤井教授は、問題を解決しつつ関西のインフラを大発展させる構想案を発表! その構想案とは、関西国際空港と神戸空港を地下で連結させ、超強力な国際空港を誕生させること。彼いわく2つの空港の所要時間は、陸路において公共交通機関で約2時間だが、この構想案でつながれば、なんと「20分でいける」そうだ。藤井教授によると、「シールド工法っていう新しい工法があって、そんな高くかからんでトンネルが掘れるんです」「土地の買収とかもないし」とのこと。彼の構想案は、はたして実現されるのか……!?

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なお、日本の深刻なインフラ問題は、1月4日に3時間にわたって生放送された情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』(ABCテレビ)で紹介された。同放送回では、「お正月特別編!日本が抱えるヘビ~な2025年問題SP!」と題して、専門家たちが日本のさまざまな問題を解説するとともに、解決策を提案した。

番組情報

教えて!ニュースライブ 正義のミカタ
毎週(土)あさ9:30

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