最愛の妻に先立たれ向かう先とは…⁉ 戦いから40年以上経った主人公の成長に涙、涙、涙の『戦国妖狐』第2部 最終話
「涙なしには見れませんでした」といった声が相次いだ、戦国バトルファンタジーアニメ『戦国妖狐』がついに完結! 最終話では、主人公・千夜(CV七海ひろき)が、最愛の女剣士・月湖(CV内田真礼)と結婚し、子宝に恵まれ、彼女を看取るなど、激闘後の彼らの日々が丁寧に描かれた。幸せそうな千夜たちに、目頭が熱くなる……!
【動画】「私もいっぱい幸せだったよ。ありがとうね、千夜」 老いた妻・月湖の愛の言葉に涙腺崩壊
アニメ『戦国妖狐』(ABCテレビ)は、漫画家・水上悟志の人気コミックが原作。2024年1月期に第1部「世直し姉弟編」が放送され、7月17日深夜から第2部「千魔混沌編」の放送が始まった(毎週水曜深夜2時44分~)。第2部は、「闇(かたわら)」と呼ばれる魑魅魍魎を千体も身に宿す青年・千夜と、女剣士・月湖が主人公だ。
最終話となる第2部第22話で、激闘後の千夜たちの暮らしぶりが描かれた。あれから千夜と月湖は結婚し、子宝に恵まれた。村での穏やかな日々を送る中で、かつての仲間たちは1人また1人とこの世を去っていくが、千夜は変わらぬ若い姿のままだ。これまでの日々を「幸せだった」と語る彼に見守られながら、月湖も永遠の眠りについてしまった。
千夜一行が旅していた日々から早40年以上。今でも生きているのは、かつてともに戦った黒龍のムド(CV松岡禎丞)や、妖狐夫婦のたま(CV高田憂希)と迅火(CV斉藤壮馬)たち闇くらい。雪女・せつ(CV奥友沙絢)もその中の1人だ。千夜が彼女の話をすると、ムドや迅火は「妾」とからかうが、ただの良き友人である。千夜がせつのいる雪山を訪れる理由は、極寒ゆえの極限状態の中で、「もう十分生きたろう」「なぜ生きたい?」「いつまで続く?」といった、己の内なる声を聞くためだ。
時代が移り変わり、大切な人達がこの世を去っても、千夜は前を向いて生き続ける。それは、「みんなから貰った温かい何かがある限り、笑える限り、いつまでも俺は……!」という想いがあるから。力があるゆえに泣いていた頃の彼は、もういない。千夜と同じく、第1部の主人公・迅火も、長き戦いの旅の中で大切なことに気づけた。全3クールにわたるアニメ『戦国妖狐』を見守ってきた視聴者は、彼らの成長と穏やかな日々を描いた最終話を、涙なしには見られなかったのではないだろうか? そんな視聴者たちの心の中にも、きっと千夜たちと同じく、「温かい何か」が芽生えたはず……。アニメ『戦国妖狐』(ABCテレビ)の最終話は12月25日深夜2時46分~放送された。