『格付け』プロデューサーが語る! 一流芸能人が浜田さんの料理に騙されてしまう理由とは!?
こんにちは!日本一陽気なオフィスレディ喜多ゆかりです。
今回は、GACKTさん81連勝で話題の『格付け』プロデューサー北村誠之さんインタビュー後編。一流芸能人が浜田さんの料理に騙される理由、ぜひもう一度見返して欲しいシーンをお聞きしました!
――芸能人の方々の中でも『格付け』って、一流のみが出演する番組って認識いただいてますよね。
ありがたいことに、今はそうやって言ってくださる方々も多いのですが、諸先輩方に聞くと、番組当初は「恥かきたくない」「なんでそんなテレビに出て、間違えるところ笑われなければならないの?」という風に捉えられていて、スタート時は非常にオファーが大変だったというのは聞いてます。
でも、おかげさまでみんなで一緒に楽しめる番組なんだというのが一流芸能人の方々にも伝わり、やはり何よりも浜田さんの細部にわたるケアというか、絶対に面白くしてくれるという安心感が一流の方々に出ていただけている理由なのかなと思ってます。
――不正解のあとスタジオに帰ってくるときも、楽しい演出がありますよね。
小窓から出てきたりですよね。あれも、スタッフ一同で会議をして、少しずつ演出を変えているんです。以前は、小窓から出てくるだけだったところを、例えば弦楽八重奏のチェックで間違えた人が出てくるときは、番組ADがめちゃくちゃ下手なヴァイオリンなどでお迎えするとか、他にもお菓子と生花を間違えたときは、お菓子で作った花びらをかじりながら出てこさせられるとか、間違えた人への演出は加わっていますね。間違えて恥ずかしいんですけど、それをさらにもっと恥ずかしくしてあげることで面白くなると思うんです。
――浜田さんの調理も名物になってきましたね。あれは、どうやって生まれたんですか?
ミシュランのお店と浜田さんの料理を間違えたら恥ずかしいのでは・・・というところから浜田さんにやってもらおうとなりました。
浜田さんには、事前にYouTubeでレシピを確認してもらうのですが、作るのは収録が毎回初めてです。普段も全く料理をされない方なので、それで騙せるって世の中のレシピはすごいと思います。あと、浜田さんの味つけは、素人ならではの、良さが出てるっていうか、ちょっと味が濃くて美味しく感じちゃうみたいなところもあると思います。凝りすぎていないというのも騙せているポイントかもしれません。
――アイマスクも面白いですよね。
アイマスクは、10種類くらいあります。浜田さんって、変な顔になってしまう芸能人の方に対し「うん、違和感ないね」とか、どんなすごい女優さんやGACKTさんにも「寝起きいつもこんな顔やろ」とか、「えらい右側ばっかり気にして、何してるんやろうな」とか言うんです。
格付けの収録って本当に長丁場なので、一流の方々を飽きさせないように、収録時間をフルで楽しんでもらえるように浜田さんが全体を仕切って楽しませて下さっているという感じです。
――ここはぜひもう一度見返して欲しい!というポイントありますか?
どうしても間違えが続くと人って、疑心暗鬼になってきて、自分が思ったこと逆に行こうってなってしまうんですよね。新庄さんと赤楚くんというかっこいいお2人がチェック5ぐらいまで、まさにドツボにハマってしまった状態だったのですが、初めて正解し「自分を信じていいんだ!」と気づいたあとのタレントさんたちの切り替えた表情が全然違うんです。
外し続けることをスタッフでは「逆パーフェクト」と言ってるのですが、今回、逆パーフェクトとなったのが比嘉愛未さんで、逆パーフェクトギリギリ阻止したのが新庄さんと赤楚くんなので、そこの明暗はちょっともう一回見てほしいですね。
――番組プロデューサーとして、今後『格付け』をどうしていきたいですか?
『格付け』って、弦楽八重奏や生け花など目や耳で感じるものは参加していただけるのですが、やはり味のチェックって視聴者の方は参加出来ないですよね。
でも今回初めて浜田さんが作ったレシピを再現したものがセブンイレブンで発売されることになって。これって、非常に『格付け』にとって大きいなと思っています。「あれって実際どうなの?私正解できると思うねんけど」と思われている方も多いと思うので、何か視聴者の方々にも体験してもらえるような、取り組みみたいなのも考えていきたいなと思っています。
ちょっとでも視聴者の方々を巻き込んで楽しいことができるようになるといいなと思ってますし、今後『格付け』と視聴者の方の距離がどんどん近くなればいいなと思っています。
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▼筆者プロフィール 喜多ゆかり 元ABCテレビアナウンサー。現在は“日本一陽気なオフィスレディ”として取材・インタビューなども執筆。