陰謀論や性的暴行疑惑・・米トランプ政権新人事が激ヤバすぎる
アメリカの第2次トランプ政権の人事が激ヤバすぎる!? 根拠のない陰謀論を展開する厚生長官、女性への性的暴行疑惑がある国防長官、ロシアのスパイ疑惑でCIAに睨まれている国家情報長官など、曲者が揃っているのだ。第2次トランプ政権は、今後世界をカオスな時代に突入させるかもしれない……!?
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第2次トランプ政権で厚生長官に起用されたのは、ロバート・ケネディ・ジュニア氏。筋金入りの反ワクチン運動家で知られ、「ワクチンは自閉症の原因」「銃乱射事件は抗うつ剤が原因」といった陰謀論を拡散している。国防長官になったのは、米テレビ局『FOXニュース』の司会者ピート・ヘグセス氏。軍でのジェンダー平等に反対を主張し、女性への性的暴行疑惑がある。
国家情報長官に起用されたトゥルシー・ギャバード氏は、ウクライナ問題に関してロシア寄りの発言が多く、ロシアのスパイとしてCIAからマークされているというウワサだ。国土安全保障長官のクリスティ・ノーム氏は、「(北朝鮮の)金正恩氏に会った」と平気でウソを吹聴したり、飼い犬を射殺した話を自伝に掲載したりと、問題行動が目立つ。
こうした新人事から、現代アメリカ政治を研究する前嶋和弘氏は、「(トランプ氏は)自分のドリームチームを従えて人気のあるうちに成果を出したい(のでは)」と考えている。国際ジャーナリストの山田敏弘氏も、「トランプ氏は第1次トランプ政権時の失敗を繰り返さないために、自分の分身たちを各署へ配置したい(のではないか)」と私見を述べた。
第2次トランプ政権を語るうえで、実業家イーロン・マスク氏の存在は外せない。マスク氏といえば、今回の大統領選挙でトランプ氏に約393億円を支援したことで話題だ。トランプ氏の勝利から1ヵ月あまりで、マスク氏は資産が約28兆円に増加し、人類初の個人資産68兆円を有することに。世界一の富豪となり、政府効率化省、通称「DOGE(ドージ)」のトップに就任した。
前嶋氏はマスク氏について、「トランプ氏からファーストレディならぬファーストバディ(相棒)と呼ばれている」とコメント。「効率化を口実に各省庁の抵抗勢力を排除していく(のではないか)」と予想した。もしかすると、今後マスク氏がトランプ氏に代わってアメリカ国内を牛耳る可能性があるかもしれない……!?
なお、第2次トランプ政権の新人事案は、12月21日に3時間半にわたって生放送された情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』(ABCテレビ)で紹介された。同放送回では、「“もうええでしょう”“ギリギリ”な国大集合!世界“ふてほど”No.1グランプリ2024」と題して、“「正義のミカタ」オールスターズ”の専門家たちが、自身が専門とする国がどれほど「ふれほど」なのかをプレゼンした。