元阪神・関本賢太郎“代打の神様”初ヒットの執念回想 “相性が悪い巨人投手”攻略のため徹底的に「改造した」
プロ野球・元阪神タイガース(以下「阪神」)のレジェンド・関本賢太郎が、“代打の神様”として初めてヒットを打ったときの裏話を語った。彼いわく初ヒットは、相性が悪すぎて大嫌いだった、読売ジャイアンツ(以下「巨人」)の投手から打ったという。初ヒットを決めるまでの関本の執念が、すさまじかった……!
【動画】元阪神・関本賢太郎“代打の神様”初ヒット当時映像をリプレイ。ここから伝説が始まった!
関本賢太郎といえば、一発で勝負を決める“代打の神様”と称され、阪神一筋で19年も活躍したことで知られている。そんな関本が代打の神様として初ヒットを打ったのは、2014年4月13日の巨人戦。ピッチャーは、中継ぎのエース・山口鉄也だった。現役時代に関本は、「巨人戦だけはとりあえず打たなアカン」と考えていたが、「巨人の対戦する可能性があるピッチャー陣が、ことごとく苦手過ぎた」という。中でも山口は、「大嫌い」「相性悪すぎ」だったのだとか。
当時関本は、「このままじゃやっていけないから、山口鉄也だけのバッティングフォームに改造した」という。シーズンオフから次の開幕までの約6ヶ月間に、「ビデオを見て、資料を見て、攻められ方を研究して、ずっと室内で打って」といった対策を実施したのだ。その結果彼は、「その次の年の山口との対戦、甲子園でサヨナラの場面で回って来たんですけど。サヨナラヒットを打てた」とのこと!
「6ヶ月追い求めて来た155キロのシュートを、6ヶ月狙われているとは、多分向こうのバッテリーは思っていなかったと思う」と振り返った関本。彼のエピソードに、お笑いコンビ・かまいたちの濱家隆一は、「執念ですね! すごいですね!」と驚いた。なお、代打の神様初ヒットの裏話は、12月18日に放送されたバラエティ番組『これ余談なんですけど・・・』(ABCテレビ)で明らかになった。
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