山内が「1本目終わったときは絶対に勝ったなと」「優勝の流れに入った」と思ったネタの後に登場し「さらにドドハマリ」していたと言われるコンビがいた

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「M-1グランプリ」ファイナリストは、あの日、あの時、何を思ったのか?過去の貴重な映像と共に振り返る「M-1レジェンドヒストリー」。2004年にコンビを結成し、数々の賞レースを制してきたかまいたち。そんな彼らでも、「M-1」決勝の舞台に立つまでに9年もの歳月を費やした。7回にわたって準決勝止まりで終わった苦悩、「M-1」への熱い思い、コントではなく漫才を作り出すことへの情熱など、「M-1」にかけてきた12年間を、当時の映像を見ながら、かまいたち本人が当時の自分たちを分析。 2018年に、出場資格を2年残してラストイヤー宣言をし、迎えた決勝進出者決定の瞬間のふたりの様子、そして、翌年のM-1出場への思いが、コンビ間で異なっていたことを告白する。

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【動画】準決勝で敗退しうなだれるかまいたちの横で決勝進出を家族へ電話しているダイアンが映った貴重な映像

<「最初は『準決勝に残るのってスゴい』ってなってた」>

準決勝を7回敗退しているかまいたち。二人にその当時の思いを聞くと、準決勝に残ると敗者復活する望みがあるため、当初山内は「そこ行ってるのスゲーやんってなっていた」と語る。しかし、そこから決勝戦へ進むための壁は分厚かった。

山内は続けて「一緒に壁にぶち当たっているはずのメンバーが次々と突破していって」「おい!壁は!?(と思った)」と振り返る。

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<2018年にラストイヤー宣言をした真>

2017年、2018年と連続して決勝戦へ進んだかまいたちだったが、2018年には出場資格がまだ2年残っているにもかかわらず「ラストイヤー宣言」をする。「退路を断ちたかった」と回想する濱家。山内もずっと「もう出たくない」「しんどい」と言い続けており、2019年に、かまいたちが「M-1グランプリ」に出場するか、しないかは微妙だった。

しかし濱家は「2017年も2018年もテンポとかボリュームとか表情とかが、やりながらめちゃくちゃだった」と感じていた。「自分で思う漫才ができてないから、そのまま終わるのは嫌だった」濱家は出場を決意する。ただ、「一発目 山内に声をかける時がめっちゃ緊張した」と告白する。山内はすでに2018年がラストイヤーだと腹を決めていた。「『M-1』出る時って、(前年の)『M-1』終わったときから、単独ライブをいつやって」「この時期ぐらいまでには勝負するネタを決めて」とスケジュールを綿密に考えるタイプの山内は「準備が全くなかったんで」「準々決勝敗退(の可能性)とか」もあると考えて、なかなか首を縦に振らなかったのだ。

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<絶対に優勝できると感じた1本目のネタの後で…>

何度も出場を誘う濱家に最後は山内が「悔いが残ったままなのは嫌やったら出ようか」と応じた。

そして、3年連続で決勝戦へ進んだ2019年。「やっとドハマリした感じがあって」「絶対に勝ったと思ったな1本目終わった時は」「優勝の流れに入りましたって思ってた」と語る山内だったが、そのあと「さらにドドハマリぐらいした」コンビが登場した。2019年の優勝コンビ、ミルクボーイだ。審査員9人のうち8人がミルクボーイに票を入れた結果に「こんなことあるんだ」と思った山内。濱家は、決勝直後のインタビューで「最後は全く悔いのない感じで終わりました」と自ら語っている。当時の映像を見て、改めて濱家は「憑き物が落ちたみたい」と振り返っている。

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「かまいたちにとって『M-1』とは?」という質問に濱家は「なかったら、いろんなことを試したり、突き詰めてここまで漫才をちゃんとやってなかったかもしれない」「今のかまいたちの養分になったものじゃないですかね」と答える。山内も「漫才と向き合うきっかけになったのは絶対に『M-1』」「なかったら、ここまで漫才を考えたり(しなかったし)」「漫才をしてない可能性すらあったんじゃないかなって思いますね」と応じた。

 濱家から「ということは、『M-1』とは?」と水を向けられた山内は最後に何と返すのか?

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かまいたち https://tver.jp/episodes/epem9uaze7

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