大阪・八尾で超常現象!?「気持ちが悪いんですけど…」 “朝日にめり込む石”を調査したA.B.C-Z塚田僚一&古川昌希アナにまさかの…
大阪府八尾市で超常現象が発生!? なんと八尾市のとある場所には、“朝日にめり込む石”があるのだ。A.B.C-Zの塚田僚一とABCテレビの古川昌希アナウンサーが、その石の謎に迫ったところ、大阪の歴史に詳しい専門家から「気持ちが悪いんですけど……」と言われてしまい……って、一体なぜ!?
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“朝日にめり込む石”の存在を知った塚田と古川アナは、「37~8年生きていて初めて聞くフレーズ!」「ファンタジー!?」とワクワク。その石は、JR八尾駅から歩いてすぐの居酒屋「立ち呑み朝日」にあった。朝日にめり込む石とは、ファンタジーでも超常現象でもなく、「朝日」という店の壁にめり込む石だったのだ。
塚田と古川アナは、立ち呑み朝日の従業員の勧めで、隣の澁川神社の宮司に話を聞くことに。宮司いわく、問題の石は「(八尾の)歴史的に重要な石」「300年ほど前までは向こう側に旧大和川(現在は長瀬川)が流れていた。そのときにはすでに(石は)あった」という。
宮司の話を受けて古川アナは、「水害と関わりのある石?」「(川が増水した際の脱出用の)船をくくりつけていた石?」と推測。塚田と2人で歴史探訪プランナーの森なおみさんに確認したところ、謎に水害は関係ないが、旧大和川自体は大いに関わっていることがわかった。森さんによると、旧大和川を大阪城方面に向かって調査すると、「あの石が何に使われていたか、ピンとくるはず」とのこと。さらに彼女は、「灯台下暗しって言うでしょ。ヒントは案外近くにあるかも……」と、なんだか意味深な発言をした。
やがて塚田と古川アナは、川沿いで不思議な石灯篭を複数発見。石灯篭のそばには、見落としてしまいそうな、まさに「灯台下暗し」な石碑があり、そこには「剣先船が人や米、木材などを京橋まで……」と記されていた。この情報から2人は、問題の石の正体を「用水路沿いに(かつて)船着場があって、木材とかいろんな物資を運んでいた。つまり、あのめり込み石も、船を係留する(ための)石!」と推理した。
塚田と古川アナの推理は、100点満点中……なんと100点! 正解ではあるが、森さんいわく「気持ちが悪いんですけど、100点」とのこと。彼女が「気持ちが悪い」と言った理由は、塚田と古川アナの推理の過程が不十分だったからだ。
森さんによると問題の石は、「船つなぎ石」というもの。かつて旧大和川には剣先船がたくさん往来し、栽培が盛んだった木綿製品を、大阪城やその周辺に運んでいたという。問題の石は、荷物を積み込む際に剣先船をつなぎとめる石だった。ちなみに、森さんが塚田と古川アナに本来たどり着いてほしかった場所は、河内木綿の産地で、「灯台下暗し」というヒントは、河内木綿を紡ぐ糸車がデザインされた八尾市のマンホールだった。
推理の過程が不十分だった塚田と古川アナに、スタジオ一同はツッコミまくり。「数学のテストとかで言ったらさ、証明の過程がまったく抜けているけど、答えだけ合っているから100点くれみたいな話でしょ?」「これちょっと異議ありかな~!」「いろいろ腑に落ちない点がある!」といった声が飛び交った。 なお、この様子は情報番組『newsおかえり』(ABCテレビ)の人気コーナー「古川×塚田のなんでやねん!?」12月3日放送回で紹介された。『newsおかえり』は、毎週月曜~金曜午後3時40分よりABCテレビで放送中だ