『探偵!ナイトスクープ』車検に出した特別限定車が7年戻ってこない…実は衝撃的な事実が!
知り合いの自動車整備工場に車検の依頼をしたところ、なぜか愛車が7年も戻ってこない……。とある男性のその愛車は、かつて100台ほどしか販売されなかった特別限定車だ。彼の大事な車は、今どうなっているのか? バラエティ番組『探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ)が調査したところ、自動車整備工場にのっぴきならない事情があった。
【動画】「思いを踏みにじって……」車検に出した愛車が7年戻ってこない男性、実は過去に知り合いの自動車整備工場にとんでもないことをしていた…!?
大阪在住の65歳の男性は、ある日、車検の有効期限が過ぎた愛車を知り合いの自動車整備工場に預けた。その車は、当時世界で約100台しか発売されなかったマツダのユーノス・ロードスター特別限定車WATARU-01。25年前に中古で購入し、草レースに出場するために改造しまくり、純正な箇所はライトのみだ。この車を公道で走らせるべく車検を依頼したところ、自動車整備工場の社長は引き受けてくれたが、それから7年も音沙汰がないという。
自動車整備工場の社長は、65歳男性の大恩人の義弟にあたる。また、「納期を急かさない」という条件で車検に出したため、65歳男性は何も言い出せず、ただ待つしかない状態だ。そこで『探偵!ナイトスクープ』の探偵・田村裕(麒麟)が、社長に直接話を聞くことに。すると、驚きの事実が発覚した。
自動車整備工場の社長によると、問題の車は「(車検に)通らないところだらけ」。改造の過程で重要な配線が切断され、古いためにエンジン関係の部品の入手が困難でかなり手を焼いており、社長はなんと7年間休み返上で作業してきたという。できることなら「返したい」というのが本音だが、持ち主である65歳男性のことを思って、「言えない……!」と、社長は心底困った表情で語った。
互いに本心を言えないでいた65歳男性と自動車整備工場の社長は、やがて田村探偵を交えて対面することに。田村探偵は、社長に向かって「はよやってよぉ! 何してんの7年も~!?」と65歳男性の本音を代弁! さらに、「(あと)3年から4年はかかります!」「はっきり言って、持って帰ってほしい!」「駐車場代、払い~や!」「俺の休みを返せ~! 持って帰れ今すぐ~!」と社長の本音を65歳男性へ叫んだ。この状況に、男たちは苦笑するしかなかった。
最終的に65歳男性は、「やっぱりこれ以上迷惑をかけてはイカン」ということで、「(愛車を)引き揚げます」と宣言! 心優しき自動車整備工場の社長は、罪悪感を抱かずにいられなかったが、問題はひとまず一件落着となった。なお、この一連の様子は、『探偵!ナイトスクープ』11月22日放送回で紹介された。