「ポツンと一軒家」高知の山奥に、まるで野球グラウンド!100年前に開拓された“扇形”の敷地の正体は・・・!?
高知県、山奥のポツンと一軒家での二世帯暮らし。祖父が手作業で開拓し、100年続く土地への愛着は、60代のご主人をへて40歳の息子へと継がれていく…。
1日(日)放送の「ポツンと一軒家」は、高知県、海から遠く離れた山の中に、まるで野球のグラウンドのような“扇形”の敷地を発見! 「確かに野球場の広さくらいはありそうですよ!」という所に対して、林修は「球場に例えると、内野のあたりが耕作地、レフト側に建物、フェンス沿いに道と川が流れているようです」と細やかに説明を加えていく。段田安則は、「作物を育てながら、肥料ごとにどうやって作物が育つかを調べている研究室では?」と、さまざまな想像を巡らせるのだが、そこには高知名産の作物を育てる畑が広がっていて…⁉
高知の内陸へとやってきた捜索隊。周囲を山に囲まれた清流沿いの道を抜けて最寄りの集落へと向かう。道沿いの畑で作業している女性を発見し、さっそく声をかける。すると、衛星写真を見る前に「ポツンと一軒家っていうと、この奥にあるところ?」と心当たりがあるようだ。「この山の中に一軒家はここしかないです」という女性から、行き方を教えてもらうと捜索を再開。眼前に高くそびえる、切り立った山々へ続く一本道へと入っていく。
森を抜けると切り拓かれた敷地が広がっており、山々の風景の中にいきなり建物が飛び込んできた。そのお宅のご主人は広大な畑で生姜を育てながら、林業も営む男性(68)だった。ご主人の祖父がこの地へとやってきたのは100年ほど前。手作業でゼロから切り拓いたのだという。かつては5~6軒の集落だったそうだが、現在は完全なポツンと一軒家だ。それでも、「生まれてから今までずっとここで暮らしてきたら“ポツン”という感覚はないんですよ」と笑うご主人。
敷地内では、長男(40)ご夫妻と娘さん(15)が「両親の畑仕事を手伝えるから」と15年ほど前から家を建てて暮らしており、自身も農業法人に勤めながらトマトを育てているという。高校受験を控える娘さんは、高校に合格したら「家を出て下宿暮らしをしたい」と話していたが、実家では畑仕事を手伝っているのだという。
先祖が切り拓いた土地での意外な二世帯暮らし。「どうしてもここに居なくてはいけない、というわけではないんです」と話すご主人に対して、「この土地を残していきたいです」と力強く語る長男。そのたくましい姿に、「無理して残してくれとは言わないですが、やってくれれば助かるね」とご主人はほほ笑む。
ABCテレビ・テレビ朝日系列で「ポツンと一軒家」は、毎週日曜ごご7時58分から放送中。TVerでも無料見逃し配信。