84歳までもが闇バイト加害者に…「退職後が狙われる」「若者より使い勝手がいい」裏社会ジャーナリストが解説
今や、闇バイトには若者だけでなく、高齢者も続々と応募している!? 中には、なんと84歳が加害者になるケースも……。果たして、あなたの大事な家族は大丈夫!?
【動画】「この話が出たらほぼ100%闇バイト」 裏社会ジャーナリストが注意喚起
最近、60代以降が闇バイトの加害者になるケースが増えている。10月には、大阪に住む無職の76歳の男が、警察官を名乗って80代の男性に電話をして、現金1000万円をだまし取ったとして逮捕された。同様の手口で、奈良に住む無職の63歳の男が、80代の女性から現金2424万円を振り込ませたとして逮捕された。こうした闇バイトには、なんと84歳が加害者として逮捕されたケースもある。
シニアの闇バイト問題について、裏社会ジャーナリストの石原行雄氏は、「若者より使い勝手のいい高齢者。退職後が狙われる!」と発言。彼いわく、「高齢者は再就職先を見つけるのが困難なため、“カモ”になりやすい」「闇バイト=若者のイメージが強いからこそ、詐欺グループからすると“高齢者は使える”」そうだ。犯罪に手を染めてしまうパターンはさまざまだが、石原氏によると“最近のトレンド”は、「『合法ですよ』とだまして、身分証明書や家族・親族の情報を送らせて脅して(嫌々)やらせる」という。
闇バイトの募集要項に多いのは、「年齢不問」「高額報酬」「即日払い」「ホワイト案件」などだ。石原氏によると、「『高額』ですとか、『日払い』『即金』みたいな言葉っていうのは一般的な言葉ですから、なかなか規制は難しい」とのこと。とにかく、“甘い言葉には裏がある”と思っていた方が安全だ。
また、些細なことでも違和感を覚えた時点で、「とにかく警察を頼ってほしい」と、石原氏はコメント。「#9110(警察相談ダイヤル)でもいいですし。たとえば『明日こういう仕事があるから。ここへ集まれ』って言われたら緊急性がありますから、それはもう110番でもいいと思います」と、視聴者へ呼びかけた。
なお、高齢者の闇バイト問題は、11月16日に放送された情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』で詳しく紹介された。