石破総理「安倍さんと同じことはできないし、やる必要はない」 トランプ外交に不安の影
ドナルド・トランプ氏がアメリカ大統領選挙2024で勝利して、次期大統領に返り咲いた! さっそく日本の石破茂総理は祝意を示して、トランプ氏と電話会談したという。トランプ氏について石破総理は、「本音で話ができる印象」と明かしたが、安倍晋三元総理のように上手く外交できるのか?
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トランプ氏と日本の外交を語る上で、安倍元総理の功績は欠かせない。安倍元総理といえば、8年前に初当選した直後のトランプ氏のもとを訪れて、“ゴルフ外交”で親密な関係を築いたことで有名だ。
当時の外交を取材した政治ジャーナリストの青山和弘氏によると、「このとき、外務省はものすごく反対したんですよ。なぜかっていうと、トランプさんはまだ大統領になっていないから」とのこと。青山氏は続けて、「日米同盟の基本とか、アメリカの外交戦略についてレクチャーも受けてないと。そんなトランプさんと会って、変な合意や、変な話をされたら困るじゃないかってことで反対したんですけど、安倍さんは一種の賭けに出て懐に飛び込んだんです」と語った。
「金のゴルフクラブを持って行ったり、ピコ太郎の話をしたりして、娘さんたちともすごく仲良く話をして。ニューヨークで私、安倍さんとそのあと話をしたら『成功した!』って」と語る青山氏。彼いわく、その後の安倍元総理とトランプ氏は、「年が明けてからゴルフ場も一緒に行くようになって。『18ホール終わったらあとはハーフをやろう』って、(合計)27ホールやるような仲になった」という。
では、石破総理はどうなのか? 彼に先日取材した青山氏によると、「『安倍さんと同じことはできないし、やる必要はない』って。ある意味、割り切っている」とのこと。このコメントを受けて青山氏は、「石破さん流でやっていくしかないんですが、安倍さんと同じことは多分誰もできない。石破さんが日本の総理大臣として、国益を守るためにアメリカの大統領と話す関係をどう作れるのか? やってもらうしかない、それに尽きる」と語った。
スタジオからは、「(石破総理には)ヘソ曲げんでやってほしいけどね」「違うやり方でできるんならね、そりゃいいですけどね」「できひんやったらねぇ」といった声が。これに経済学者の髙橋洋一氏は、「石破さんは、ゴルフ結構上手いんですよ。高校時代にやっていたからね」とコメント。さらに、「だから『安倍さんと同じことできない』って言わないで、『俺の方が(ゴルフは)上手い!』って言って行かなきゃ」と発言し、スタジオの笑いを誘った。
なお「またトラ」こと、また大統領となるトランプ氏関連の話題は、11月9日に放送された情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』で紹介された。