京大合格率全国1位の超名門校の学祭に密着!予算200万円を生徒が管理?
11月4日(月休)の『なるみ・岡村の過ぎるTV』では、全国屈指の超名門校・東大寺学園の文化祭「菁々祭(せいせいさい)」に臨む生徒たちに密着。「アオハル過ぎる天才児たちの夏」と題して、天才児たちが情熱を注ぐビッグイベントを追いかけた。
奈良県にある難関私立・東大寺学園は、京都大学の現役合格率が全国1位で昨年は京大に71名、東大には35名もの合格者を輩出した超名門校。中高一貫の男子校で、モットーである自由な校風で知られ、校則も制服もなく茶髪もピアスもOKというフリーダムさが特徴。
過去に番組で紹介した際には、15か国語を話せる生徒や日本一のクイズ王が登場。そんな天才児たちが最も心を燃やす行事が、文化祭「菁々祭」。近隣住民はもちろん、我が子を東大寺学園に入れたいパパママもこぞって参加し、来場者数は毎年5000人を超える人気イベントだ。
「菁々祭」の特徴のひとつは、生徒だけで予算の配分を決めていること。自由に使える予算はなんと210万円!お金の流れについて生徒同士で考え、使うことでマネーリテラシーの向上をはかっているそうで、イベントの運営予算の管理のほかPR動画、パンフレット、公式サイトなども生徒が采配して作っている。催しで必要な予算は会計担当の生徒に直談判。しっかりとプレゼンして認められないと予算はおりない。
裏方をまとめる実行委員長のトップ・中前くんの下には、18の部署があり400人が在籍。いち企業と変わらない規模感に、なるみも「もう社長やな」と驚愕。実行委員の生徒たちは、昨年の文化祭が終わった翌月から動き出し、11ヶ月かけて準備。令和とは思えないストイックさで、ホワイトボードには「休むな、働け」の文字が。これには「昔のテレビ業界みたいやな」とスタジオが沸いた。
当日はステージでの催しのほか、文化系クラブを中心に43団体が展示を披露。なかでも名物の企画が、ロケットの公開発射実験だ。主催するロケット研究部は関西に2校しかない激レア部活動だ。機体は画用紙やセロハンテープなどで制作し、宇宙に飛ばせるロケットと同じ仕組みで火薬エンジンを積んで飛ばせる。
直前の発射テストでは、火薬に点火されないトラブルが発生……。問題が発生したら生徒だけで話し合うのがルール。部長をつとめる野波くんは受験に専念するため、今回が最後の菁々祭となる。後輩の中学生部員たちも部長の最後に花を持たせたいとの想いから、「失敗はできない」と真っ向からぶつかり議論にも熱が入っていた。
そして本番当日。大勢の観客が見守るなか、カウントダウンからの「イグニッション(点火)」の掛け声で打ち上げられるはずが……原因不明のトラブルで不発に。早急に原因を究明して再度トライ。またしても不発に終わるも、3度目の正直で無事ロケットの打ち上げに成功!見守っていた子どもたちも空を見上げて大興奮。その後も2日間で計14発の打ち上げに成功し、観客を大いに楽しませた。最後の打ち上げ後、有終の美を飾って引退となった野波くんは思わず涙。「東大寺学園に入ったからこそ」と5年間の部活動の青春を振り返った。
なるみ&岡村も「すごいええもん見せていただきました」と振り返り、ロケットにちなんで「私たちもイグニッション(点火)しよ。最近わたしたちもシケってたわ」と天才児たちの熱量に感化された様子だった。