兄は“ドーム公演アーティスト”三代目JSBメンバー。THE RAMPAGE最年長リーダー・LIKIYAが劣等感の先につかんだものとは
16人組ダンス&ボーカルグループ・THE RAMPAGE from EXILE TRIBE(以下「THE RAMPAGE」)の頼れるリーダー・LIKIYAが、過去に抱えていた悩みを明かした。その悩みとは、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのメンバーである実の兄・ELLYへの劣等感だった。
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LIKIYAは、THE RAMPAGEのリーダーであり、最年長パフォーマー。青森県で生まれ育った彼は、アメリカ出身のプロボクサーだった父親の影響で、子どもの頃からヒップホップやR&Bといったジャンルの音楽に慣れ親しんでいた。
大学進学で上京したLIKIYAは、一足先にメジャーデビューした兄・ELLYに憧れ、21歳から本格的にダンスを始めることに。アルバイトが終わると、朝までクラブやストリートでダンスのスキルを磨いたという。当時のことをLIKIYAは、「体力的にかなりキツかったけど、そうするしかなかったので。『これ、どこにゴールがあるんだろう』って思いながらも必死でしたね」と振り返った。
20代前半はアーティストになるキッカケがなかなかつかめず、ただ踊り続ける日々を過ごしたLIKIYA。やがて彼は、「ラストチャンス」と思って23歳の頃に挑んだEXILE PERFORMER BATTLE AUDITIONに落選するも、これがきっかけでTHE RAMPAGEとしてメジャーデビュー。26歳で、兄と同じアーティストになる夢を叶えた。
しかし、アーティストになってもLIKIYAには苦悩があった。それは、周囲からELLYと比較されること。「兄は三代目としてドームに立っているような、国民的な曲もあって。(自分を兄と)比べる対象として見る人もやっぱりいるので、僕がパフォーマンスしても『ELLYと似ているね』とか『一緒だね』とか。LIKIYAとして評価されているのかなっていう、ちょっと悔しい部分はあった」と、LIKIYAはデビュー当時の心境を語った。
そんなマイナスな気持ちと戦いながらも、頼れる最年長リーダーとしてTHE RAMPAGEを率いてきたLIKIYAだが、「正直、『リーダーLIKIYA』ってあんまり好きじゃないんですよ」とのこと。「困ったときは(仲間に)手を差し伸ばしたいですけど。基本は口を出すというよりかは、自分のそういう姿(=頑張っている姿)を(仲間に)見せたいタイプ」と明かした。
いわば縁の下の力持ちタイプであるLIKIYAは、グループ結成10年目にして、念願だった2度目の東京ドーム公演を仲間たちと共に成功させた。彼らはこれからも困難を乗り越え、夢に向かって全力で走り続けていくだろう。なお、LIKIYAのこのインタビュー映像は、10月20日深夜に放送された番組『Rising Sun ~後戻りはしないOne Way Road~』で公開された。