87歳母「子どもに辛い目させて帰ってくることはない」 『ポツンと一軒家』に元ヤンチャ長男が戻った理由とは

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徳島県の山奥にポツンと佇む一軒家には、87歳の母親と61歳の長男が暮らしている。“ポツンと一軒家”である実家に長男が帰ってきたのは、今から4年前のこと。実は彼は、妻子を遠く離れた自宅に残して、実家に戻ってきていた……。

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長男の自宅は、実家から約140キロ離れた徳島市にある。彼が妻と2人の子どもを自宅に残して実家に戻ってきた理由は、4年前に父親が他界して1人になった母親の世話をするためだ。長男は現在、1ヶ月に1回、多くて2回ほど自宅に帰っている。この決断は、彼の妻のおかげでもあったそう。「嫁が『今帰らんかったら後悔するぞ』とかそんなん言いよったし、後押ししてもらって『あぁ、そうかな』と思って帰ってきた」と、長男は明かした。

実は、「ヤンチャな時代もあった」という長男。当時の長男は、いわゆる“高校デビュー”を果たし、彼の母親は学校から呼び出されたことがあったのだとか。しかし、長男いわく「そんなんがあったけん、親孝行しようとかいうのでもない」とのこと。「自分も歳を取ったし、オカンも歳取っとるから。『居ってやったらいいかな』と思って居るだけで」と彼は現在の同居生活について語った。

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そんな長男の家族に、母親は罪悪感を抱いている。「『またお父さん実家に帰るん?』って言うて、(長男の)子どもが泣くんじゃって。もうかわいそうで……」と語る母親は、非常に心苦しそうだ。さらに彼女は、「私まだまだ1人で居れるのに。『帰ってくることはないわ』『子どもにそんな辛い目させて』って(長男に)言うても、『親を1人にしてはようおらん(=よくない)』って言って……」と明かした。

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遠く離れた徳島市の家族に申し訳なさを感じている母親だが、長男の帰郷にはもちろん感謝している。「嬉しいです。ありがたいと思います」と、彼女は笑顔で語った。なお、この母子の心温まる物語は、10月13日に放送されたバラエティ番組『ポツンと一軒家』で紹介された。

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