「顔がめちゃくちゃやさしくなった」カベポスター、壮絶な過去を乗り越えた同期芸人の“今”に感動!
9月28日(土)放送のバラエティー番組『灯る時間』に、MCのお笑いコンビ・カベポスターの同期芸人が登場。人生観を大きく変えられたという過去の壮絶な体験を明かした。
『灯る時間』は、高層ビルの赤い航空障害灯=赤い光が街を照らす“夜”に動き出す人々を追うドキュメンタリー番組。最終回となる今回は、フリーで活動するお笑いコンビ・ボニーボニーのボケ担当、バリーとくのしんに密着した。
実は、とくのしんはカベポスターの「NSCの同期」。初めて会ったときのとくのしんはまだ19歳と若く、浜田順平の印象は「めちゃめちゃ前向きで“やってるで!”っていう感じ」。永見大吾は、血気盛んでパワフルな彼に「圧倒されたのを覚えてる」と振り返る。
そして今、30歳となったとくのしんは、インディーズお笑いライブをメインに行う大阪の劇場の第一戦メンバーとして活躍中。しかし、芸人としての稼ぎだけでは食べていけず、アルバイトでも収入を得ているという。
そのバイト先とは、大阪市内にある障がい者グループホーム。障がい者が自立を目的に共同生活を送る施設で、とくのしんの仕事は身の回りのお世話をこなす“世話人”。食事の支度や介助など7人の入居者たちの生活をサポートしているという。
「障がいで生活がうまく回らない歯がゆさは知ってるので」と入居者たちに寄り添うとくのしん。そんな彼にもまた「躁うつ病(=双極性障害)」という病気と闘っていることが本人から明かされ、永見と浜田は「知らんかった」と言葉を失う。
【動画】20歳のころに精神のバランスを崩し、「ボーッと時計を見ていて、気づいたら2日経ってた」などの体験も。
現在は、「薬を飲みながら、(心身の)バランスを取りながら」芸人として舞台に立ち続けているとくのしん。「(病気で)自分ひとりではどうしようもない状況」を経験してからは「やさしくなった」そうで、他人に対しても「“そういうときもあるよね〜”って(笑)」と寛容になったらしい。
終始穏やかな笑顔でインタビューを受けるとくのしんの変化に、浜田は「顔がめちゃくちゃやさしくなった」、永見も「しゃべり方もやさしい」と感慨深げ。芸人、そしてグループホームの仕事も「自分もいっぱい笑うし、相手も笑かせる。どっちも楽しい」「今、全部楽しいからがんばれる」と笑顔を見せる“同期芸人”に、浜田は「応援したくなった」とエールを贈っていた。
なお、『灯る時間』は、6つの15分バラエティー番組がトーナメント戦で火花を散らす『ちょいバラトーナメント』(毎週土曜 深夜1:00〜)枠で放送中。1時間のスペシャル枠獲得をかけた視聴者投票には、番組HPから参加できる。