大阪・黒門市場の外れが“盛り上がっている”のなんでやねん!? 「道頓堀にも鳥取にも謝って!」って何事…!?
A.B.C-Zの塚田僚一とABCテレビの古川昌希アナウンサーが、大阪の中心部にある商店街「黒門市場」の外れにある、不自然な“盛り上がり”の謎に迫った。2人は、自信満々に推理を披露するが、歴史プランナーから詰め寄られる事態に……って、一体何が起きた!?
【動画】古川昌希アナ、またしても致命的なミス。実は、かに道楽で超重要ポイントに気付いていながらスルーしていた……!
黒門市場で不自然に盛り上がっている場所は、一見すると普通の交差点だ。しかし、よ~く見ると、周囲の道路に比べて緩やかな起伏がある。周辺を散策していると、古川アナが「末広橋」という橋の跡を発見。さらに、近くの喫茶店で聞き込みをすると、かつて黒門市場の外れには、道頓堀川から分岐した川が流れていたという。そのため塚田と古川アナは、「物流に使われた、川が流れていた橋の名残が盛り上がっている」と推理した。
塚田と古川アナの推理は大正解。かつて黒門市場の外れには、江戸時代に開削された高津入堀川が流れ、盛り上がりの部分は橋だった。歴史探訪プランナーの森なおみさんによると、「高津入堀川が流れていた明治時代にも、実は現代に通ずるある問題が起きていた」「高津入堀川はそのある問題を解消した、とても重要な役割を果たした川」とのこと。今回は、川が果たしたその役割が分かれば100点!「道頓堀川沿いを歩けば、今のNDYならピンとくるはず」という森さんからのヒントをもとに、塚田と古川アナは道頓堀川へ向かった。
道頓堀川といえば、「汚い」「臭い」といった水質汚染のことを思い出した古川アナ。そのため塚田と古川アナは、「現代に共通する問題は、道頓堀川の水質」と推測。川を淀ませないためには水を流す必要があると考え、高津入堀川が果たした役割は、「明治時代に汚くなった道頓堀川の改善」と結論づけた。
塚田と古川アナの渾身の推理は、まさかの100点満点中0点! 明治時代と現代の共通問題とは、“博覧会の来場者の輸送問題”で、高津入堀川が果たした役割は、その“輸送問題の解決”だった。森さんいわく、明治時代、当時の大阪の人の移動手段は「人力車」で約2万台が走っていたとのこと。しかし、明治36年に開催された「第5回内国勧業博覧会」の来場者は530万人も参加者がいたため、高津入堀川を使い、船で人々を博覧会の会場まで移動させたという。ちなみに、来年開催される「2025大阪・関西万博」は、大阪メトロ中央線の延伸や、船でのアクセス実現などで、輸送問題を解決しようとしている。
鳥取県からリモートで推理を聞いていた森さんは、「何をリモートまで使って0点出してんですか!」「道頓堀にも鳥取にも謝って!」「何回(内国勧業博覧会のネタを)やってんの!」「何回こすったこの話!?」などと、塚田と古川アナにツッコミまくり! そんな森さんに彼らは、「すみません!」と、とにかく謝ることしかできず、スタジオの笑いを誘った。
なお、黒門市場の外れにある盛り上がりの謎は、情報番組『newsおかえり』の人気コーナー「古川×塚田のなんでやねん!?」9月24日放送回で紹介された。『newsおかえり』は、毎週月曜~金曜午後3時40分よりABCテレビで放送中だ。