30切れのチキンカツ!高さは20センチ超え! お腹と心を満たす“デカ盛りとんかつ食堂”の人気の秘密

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みんな大好き“とんかつ”をお腹いっぱい食べられるデカ盛り食堂。30年以上にわたって全国からお客さんが訪れる人気の秘密に迫りました。

奈良県大和郡山市にある1988年創業のとんかつ店「とんまさ」。こちらの魅力は、空腹を満たす圧倒的な量!人気の肉カツ定食もカツ丼も、ランチ限定の定食もどのメニューも驚くほどボリューム満点です。

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調理をこなす山田啓二さん(51)は二代目社長。戦時下に生まれ、空腹に耐える幼少期を過ごした先代の父親の「(お客さんには)お腹いっぱいになって帰ってほしい」という思いが生んだ“デカ盛りスタイル”を引き継いでいます。

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そんな「とんまさ」の代名詞ともいえるメニューが「若鶏かつ定食・大」。九州産の鶏むね肉がたっぷり500グラム!カラリと揚げたおよそ30切れのチキンカツを積み上げたタワーの高さは20センチを超えます。

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30年以上も前に先代が編み出したこの名物メニューが「とんまさ」の名を全国区に押し上げました。今や最寄りのバス停は「とんまさ前」。名実ともに奈良を代表する人気店です。

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このデカ盛りメニューの完食に挑戦する猛者に出会いました。ランチタイムに訪れた27歳の男性です。一緒にやって来た会社の先輩からの応援を受けてがんばりましたが、3分の1ほどのカツを残してギブアップ!

食べきることができる人は10人に1人ほど。でも安心してください!食べきれなかった残りは持って帰ることができるのです。

【動画】残した料理はテイクアウトOK。家でも「2回楽しんで」ほしいと山田社長。

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“お残し禁止”の圧迫感がないからか、女性客が多いのも「とんまさ」の特徴。福岡からやって来た女性が注文したのは、カツに一品料理や小鉢などがつく日替わりランチ。この日の一品、石川県の郷土料理「治部煮」のおいしさに「お上品な感じ」「おだしの味がめっちゃします」と女性も大感激です。

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実は山田社長は、割烹料理やホテルなどで腕を磨いた元板前さん。国産昆布にかつお節といりこで丁寧にとった“だし”、九州産にこだわった豚肉、毎日新しいものに入れ替えるキャノーラ油100%の揚げ油と、「とんまさでしか食べられない特別な味」を生み出すため、仕込みや仕入れには手を抜きません。

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連日多くのお客さんでにぎわう人気店の「とんまさ」でも、順風満帆とはいかないのが今の時代。物価高による食材の値上げが経営を圧迫しますが、デカ盛りを止めれば「とんまさ」らしさが失われ、素材にこだわらなければ信念に反します。

そこで山田社長は、百貨店のイベントなどに出品するなどPRを強化。定休日には海外からの団体客を呼び込んで「とんかつ」の魅力を世界に発信するなど、休日返上の獅子奮迅の働きで「とんまさ」の看板を守っています。

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そんなある日の夕方、お店にやって来たのは、あの「若鶏かつ定食・大」に果敢に挑む23歳の男性。旺盛な食欲をみせ、なんと20分で完食しました!見事な食べっぷりに山田社長もニコニコです。

お店を続ける苦労はありますが、お客さんの「おいしい」という笑顔で「全部がOKになる」と山田社長。量と味を兼ね備え、客のお腹と心を満たす「デカ盛りとんかつ店」の奮闘は続きます。

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奈良のデカ盛り食堂は9月10日(火)放送の『newsおかえり』(毎週月曜〜金曜午後3:40〜)の特集コーナーで紹介しました。

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