ニューヨーク・屋敷が「めっちゃ救われます」と語る、タカアンドトシ・トシの「テレビのために努力していること」とは?
普段はあまり話す機会のない芸人同士が劇場の合間にご飯を食べながら真剣トークをする「劇場合間メシ」。今回は、テレビに劇場に大忙しのニューヨーク・屋敷が、同じツッコミの大先輩で尊敬しているタカアンドトシのトシをランチに誘う。
京都で大学時代を過ごした屋敷が予約したのは、木屋町にある高級中華のレストラン「大傳梅梅(だいでんめいめい)」。看板メニューの北京ダックは食通を唸らせる絶品だ。本格中華のコースを食べながら、トシはデビュー時代のエピソードを披露する。中学の同級生だったタカに誘われ、お笑いの世界に入ったトシ。誰に披露するわけでもないのに、「高校時代、週末は相方と漫才の練習をしていた」という。高校卒業後は東京へ行こうとひそかに腕を磨いていたタカトシは、「『札幌よしもと』が出来たときのオーディションでバカ受け! そのネタを3年間ずっと練習してきたからね」と当時を振り返る。
2006年、トシのツッコミフレーズ「欧米か!」でブレイクし、それ以降はずっとテレビに出続けているタカトシ。かたや、24歳でコンビを結成したニューヨークは、早くからネクストブレイクとして注目されるも、思ったように仕事は入らず、そのまま10年が経過。2019年の「M-1グランプリ」など賞レースで爪痕を残したことをきっかけに、テレビへの露出が増えていった。「劇場で頑張ってきて、今、ようやくテレビに出させてもらっている」という屋敷は、「劇場はネタ作って合わせて、受けるかどうかで努力がシンプル」「テレビは楽しいけど、劇場ほど頑張ってない感覚」と明かし、トシに「テレビのために努力してることって、何かあります?」と質問する。
これに対しトシは、「テレビには(視聴者からの)見え方でキャラクターがそれぞれあって、例えば相方がボケ、俺はちゃんとそこにツッコむ、ということをまずちゃんとすることが大事」「それが感覚的に分かるとジタバタしなくなる」と語る。さらに屋敷は「俺は10年後トシさんの年齢になったとき、どうなってるか分からない」と伝えると、トシは「本当はこれとこれをやったから成功したって言いたいけど、なんで俺がこういう(売れた)状態になってるかよく分からない」と告白。これにはニューヨーク・屋敷も「めっちゃ救われます。そっちの方が」と、トシからのアドバイス「目の前の仕事を一生懸命やる日々の積み重ねしかないことの大切さ」を嚙みしめた。
ともにテレビで活躍しながら漫才にも精力的なタカトシとニューヨーク。賞レースで華々しい結果を出してきた両コンビだが、実は争いごとが好きでなく、どちらかと言えば避けてきた、という話や「ニューヨークのライバル」「ニューヨークはケンカする?」「ずっと劇場には出たい?」など気になるテーマで二人の真剣トークが満載。海原やすよ ともこが司会の6月22日「やすとものいたって真剣です」(ABCテレビ/関西ローカル)はTVer見逃し配信中